2024.2.3 (土)煙草の匂いが想起させる記憶 感情に対しての慣れについて 恵方巻きの大量廃棄

実家へ徴兵の日。
母がヘビースモーカーなので、実家はタバコの匂いがする むしろしすぎて、しない。最初入るとヴッと不快になるけど、急激に慣れてくる。
コロナの後遺症で匂いに鈍感になったのもあり、あんまり気づかずに実家をあとにすると、時差で、におう。すごくにおう。外に出た時、車に入った時、家に着いた時、服を脱ぐとき。シャツをくんくんすると、においがして、慌てて脱いぐ。タートルネックをくんくんすると、においがして、慌てて脱いぐ。ブラもくんくんすると、においがして、慌てて脱ぐ。何枚脱いでも変わらないタバコのにおいがするから、多分、わたし自身もタバコのにおいがするんだと思う。

 痛みや苦しみに、慣れた方がいいのか、慣れない方がいいのか、やっぱりずっとわたしにはわからない。わからないことだらけ。

でも、幸福や喜びには、慣れたくない。絶対慣れたくない。いつまでも無邪気に受け取って、心から楽しがって、生きたい。はじめと同じで居られないのは、わかる。でも、喜びを受け取るときの感性の麻痺はいやだ。これだけはわかる。

母と恵方巻きを作って、持って帰って、食べた。
恵方巻き、今年は200万本以上の廃棄が見込まれるそうです。具材を買いにスーパー2軒行ったのだけれど、そこでも山積みの恵方巻き(もうその時点で売れ残りになるだろうという数量)と、それを囲うように人 人 人。 

そこに関わる色んな立場の人々が多いということと、そして、みんな同じ価値観では無く、育ってきた環境も 今の経済力も 生活環境も 全て違うというところから、わたしは「こうすべき、こうすれば解決する」という策をもっていなくて、正直、ひとつの答えではないなと思う。私の考えや、出来ること、選択肢の幅というのは、努力の賜物でもあるし、授かりものでもあると思っていて、偶然や 環境や様々なものから起因するもので、だからわたしはそれらを他者に押し付けることは出来ないし、絶対にしたくないと思う。でもね、人それぞれに、立場それぞれに、出来ることはきっとあるはずだから。
わたしはわたしのできる範囲で、まず、出来ることを、やる。そして、正しい情報を得て、それを伝えていく。話す。

今年ファミマの恵方巻きは、(ほぼ?)完全予約制になったそう。(色々調べてみたけど公式情報はなくて、色んな人の記事を見る限りおそらく…というところです。通常期にある手巻きは普通に販売してるっぽいので、それが過剰に作られているかどうかは…各お店によるのかな、わたしも実際足を運んでないので、そのあたりは不確か)
それってすごく、いい事だよね。ほんの少しづつかもしれないけれど、良くなってきてる。そういうことを、わたしは積極的にみていきたいです。もちろん、いいことだけを見て胡座をかいてしまうのはまた違う。でも、わるいこと、出来ていないことばかりに目を向けても、しょうがないじゃん。なんでも前向きに、上を見て!行く。わたしのねっこにある考え方のひとつ。

今年は具材を買って作ったけど、来年は予約をして楽しもうかな。まだ先なのに、もう、1年後に食べる食べ物に思いを馳せてる。


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