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【生きのびる日記】歌集の感想を直接聞かせてもらった

2024年12月に歌集の販売をスタートさせた。はじめましての方から知り合いまで幅広く手に取っていただき、ネットを通して感想をいただくこともあった。でも、対面で感想をいただいたことはなかった。

今日は、数日前に歌集を渡した方から対面で感想や質問をいただいた。

秋田駅のスタバにて

大量の付箋が貼られていてびっくりした。パソコンにも感想や疑問をメモしているらしい。真面目な性格があらわれている。ありがとうございます。

「人生全般のことが書かれているのに、◯◯が登場しないのはなぜか。◯◯に対して△△のような想いがありそうだけど、実際はどうなのか。」

「この感覚は分かるけど、この言葉がセットになるとは思わなかった。」

「この歌は、暗に出来事すべてを包括しているように思えるが、どうなのか。」

意図したことから無意識のものまでさまざまな問いかけをもらい、脳みそが活性化された。

このやり取りを1時間ほどしていたので、ご本人は「詰問してしまった気がする」と振り返っていたけれど、詰問とは思わない。平均的な世間話ではなく、いきなり切り込んだ話ができるのは、わたしにとって意義深いことだ。

自分の書きたいことを書いたからこそ、質問されることがそのまま意味のある交流になる。

これがもし、自分の書きたい気持ちよりも需要ありきで書いたものだったら、質問を投げかけられたところで、わたしにとってはほとんどどうでもいいコミュニケーションになる。

「ウケるかな、需要があるかな、と思って書きました」

以上。こんな返答になってしまう。

でも、自分の書きたいことを書いたなら、それに対する感想や質問はわたしの心の真ん中にダイレクトに響くものになる。

人と関わるのが苦手だと自認してきたけど、やや狂気が混ざったコミュニケーションを取るのは好きだ。平均的な話をいい感じにするのが苦手なのであって、空気を読まずに刺し続ける、もしくは刺され続けるようなやり取りは楽しい。昔から変わらない。このコミュニケーションに動じない人はありがたい。

自分の形を変えようとせずに、自分のことを割り切りながら、できる形や好きな形を突き詰めていきたい。

生きている意味があると実感し続けたい。

▼歌集はこちらから購入可能です。短歌(五七五七七)のみが収録されています。


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伊藤七 | ライター
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