どこまで自己満足で成立するのか

占い鑑定を始めたり、本を作ったり、自分の仕事をつくるをテーマに会を開いたりする中で定期的に思うこと。どこまで自己満足で成立するのか?ということ。

わたしは人のサポートがモチベーションにならないので、何かをはじめるときは、自分の純粋な「やりたい!」という感情がエネルギーになる。(おひつじ座らしい。)

自分がお客さんになるようなジャンルは意欲がわくし、逆に自分が絶対にお客さんにならないようなジャンルはまったく意欲がわかない。当たり前といえば当たり前ではあるけども、その差が激しい。「メンバーがいい感じだから、楽しめるぜ」とかにはならない。ジャンル自体に興味がないと、本当に、まったくできない!という感じである。

自分の仕事をつくる会の活動の一環として、すでに自分の仕事をつくって活動している先輩へのインタビューをしようと以前から考えていた。自分の仕事を始めるまでの道のりや商品の決め方、集客、計画の立て方、コンセプトの作り方、今までにあったトラブルなどを聞いて、「自分の仕事づくり」というものの研究に役立てたいからだ。

で、形式としては2パターンあるなと思った。

①公開インタビュー形式にして、誰でも聞けるように配信する。内容は後日まとめて記事にする。

②1on1のクローズドなインタビューにして、話を聞けるのはわたしだけにする。内容は後日まとめて記事にする。

どちらにするか迷って、①かなぁと思っていた。一石二鳥という感じがするし、先輩の話を聞きたい人はいるだろうと思ったから。

でも結局②にした。理由は、わたしは1on1の方が楽しく話せるから。臨機応変に言葉を紡ぐよりも、あとから編集して文字にした方が上手くまとめられる自信があるから。②の方が安心するし、楽しいし、好きだし、得意だと思ったから。

誰に頼まれたわけでもない、自己満足から生まれたライフワーク。自分が楽しめる形を優先しなくてどうする。

何もかも自己満足で生きたらただの自分勝手な人になるけれど、自己満足から生まれたライフワークくらい、自分に合わせてやりたいよね。

需要の面で見ても、「わたしがほしいと思うのであれば、きっと他にもほしい人がいるはずだ」という考えを大事にしたい。

めちゃめちゃ変わり者の人はこれが通用しないかもしれないけど、わたしはかなり「ありがちな悩み」を抱えながら生きているタイプ。「わたしがほしいと思うのであれば、きっと他にもほしい人がいるはずだ」は、わりと通用しやすい側の人間だと思う。

どこまで自己満足で成立するのか。どこまで自分のわがままを通すのか。このあたりは、すぐ手放しそうになるので、気をつけないと。

つい無難でつまらない「客観性じみた中途半端なもの」を生み出しそうになってしまう。

「それは誰がやりたくてやってるの?」って聞かれた時に「わたしがやりたすぎるから、やってます!」と言える状態でありたい。個人で、自由に、小回りがきく環境にいるのだから、自分の癖や偏見、こだわりをそのままに生きていきたい。個人で生きる人が、無難を求めてどうするんだ、自分よ。誰がやりたいのか分からない、宙に浮いたものを、作るんじゃないよ。

毎日投稿402日目。

いいなと思ったら応援しよう!

伊藤七 | 書く人
サポートはお菓子代になる予定です