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【生きのびる日記】平気な場所を探しながら生きているだけの日々

思い通りにいかないことがあると、自分のマイナスな特性のことを思い出して「わたしってやっぱり、マズイのかも」と確認したくなる。落ち込んだり、悲しんだりするというよりは、納得できるような理由を探してしまう。

上手にやっていけないけど、そもそもわたしは土台が整ってるとは言えなくて、マイナススタートじゃないか。そう思うと、少し気楽になる。

「活躍するぞー!」と意気込むよりは、平気な場所を探しながら、かろうじて生きているだけだ。生きのびている。かろうじて生きている。呼吸しやすい場所を求めながら、同じところを何度も繰り返し歩いてる。

「上手くいかないぞ」と思うのは、上手くいって当然だ、わたしにはできて当然だ、と思っているからである。わざわざ自分を下げなくてもいいけど、期待しすぎても疲れる。「こんなはずじゃないのに」「こんなところにいていいわけないのに」という気持ちは、自分への期待でもあり、現実の自分の否定にもなる。

すべて含めて自分である。誰かに何かを言われたとしても、自分のことは自分が分かってる。いずれは平気な場所が見つかるといい。住む場所だけじゃなくて、心の置き場所や、自由に活動できる仕事も含めて。死ぬまでに見つかるといいね。それくらいのスパンで考える。まだまだすべて実験であり、道の途中だ。逆にどうしたらそんなに自分に期待しちゃうのか、速さを求めてしまうのか。それは見積もりがおかしくないか。

現状を受け入れることから始めよう。どんなにしょうもなくても、しょぼくても、自分で自分を笑っちゃだめだ。人に合わせて笑っちゃった瞬間から、自分に矛盾が出てきてしまう。しょぼくてもいい、これが今の自分だと分かりさえすれば、安心してやっていける。

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伊藤七 | ライター
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