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Bリーグチェアマンクラブ訪問その11 岩手ビッグブルズ
チェアマン出張シリーズ、青森から岩手に移動。岩手ビッグブルズを訪問してきました。
実は、私がnoteを始めたのはブルズの三浦取締役との出会いがキッカケでした。三浦取締役が千葉に来られて、島田塾を開催したときの記事がこのnote最初の記事です。
そういった縁もあるブルズですが、このクラブにもさまざまなストーリーがあります。今回もぜひ最後までお読みください。
待望の専用練習場
どのプロスポーツチームも喉から手が出るほど欲しいのが、チーム専用の練習場です。Bリーグの場合、公共の体育館を使って練習しているクラブがまだまだ多いのが現状です。
企業の体育館であった施設が市に寄付され、改修して使用することになったとのこと。トレーニングジムやロッカールームも備えられ、素晴らしい専用練習場になると思います。市民クラブとしてはかなりレアな、ありがたい環境です。当然練習効率も上昇するでしょうし、スクールやユースなどの育成面や、選手のリクルート面でも効果を発揮するでしょう。
その後、めんこいテレビさんに取材いただきました。
ブルズのパートナーでもある南部美人を少しばかりランチで賞味。東北のお酒は本当に美味しいです。
こちらはブルズの水野社長。水野社長は元記者で、新聞社の代理で取材までしちゃうんです。「Bクラブの社長から取材を受けるチェアマン」というのは非常にレアな構図だと思います(笑)
震災に人生を変えられたブルズ経営陣
さて、冒頭に書いたこのnote最初の記事。この日をキッカケに、自分が岩手の地のため、ブルズのために何かできないかと考えました。
2018年の12月に岩手に出向き、地元経済界、自治体、ファンのみなさまに向けた講演を実施し、支援を要請しました。
その後も三浦さんとは交流を続け、様々な相談を受けてきました。非常に魅力的な人で、思わず応援したくなります。
三浦さんは取締役でもあり、現ブルズのオーナーでもあります。ブルズとの関係はスポンサーから始まったのですが、債務超過を解消するために新株を引き受けられ、オーナーとなりました。
"クラブは多くの株主で支えるべき"という声もあったようですが、ブレークスルーするためには自身でリスクをとって前に進めるしかないと判断。現在はブルズに経営力をつけることを重視し、フロントの強化・増員を進めておられます。
そんな三浦さんですが、ご家族を東日本大震災で亡くしていらっしゃいます。そして、先日9年半ぶりにお母様の遺骨を引き取られました。
こちらの記事を読んでいただければと思いますが、どれだけのつらい思いをされたか、言葉では言い表せないほど壮絶です。
そんな三浦さんの情熱に胸を打たれ、Jリーグの水戸ホーリーホックから山中取締役が参画。スポーツビジネスにおいて、経験値の高い人材は得難い存在です。ブルズにとって大きな出来事だったでしょう。
そして、水野社長は元々岩手日報の記者でした。震災時、現場でジャーナリストとしての務めを果たしていらっしゃった。その後スポーツ担当の記者となり、担当となったブルズを積極的に取り上げることになります。
そんな中、前社長より誘いを受けてブルズのフロントに加入。奔走されていましたが、前社長が急遽退任することになり、本人の意図するところとは違っていたであろうタイミングで社長に就任されたのです。
震災はたくさんの人の運命を変えました。ブルズの経営陣も、震災によって大きく人生を変えられたと言っていいでしょう。しかし、ブルズを通して岩手を元気にするために、立ち止まらず前進しているのです。
私も、想いを持って頑張っているクラブを応援せねばならないと力が湧いてきます。震災から10年。出来ることを私も全面的にやります!ブルズブースターのみなさんも、ますますのブーストをよろしくお願いします!
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