Bリーグチェアマンクラブ訪問その9 茨城ロボッツ
チェアマン出張シリーズ、今回は茨城へ。茨城ロボッツの2020-21シーズンスタートアップ・カンファレンスに出席させていただきました!
茨城ロボッツ 2020-21シーズンスタートアップ・カンファレンス
この日は、アダストリアみとアリーナにて茨城ロボッツ対宇都宮ブレックスのプレシーズンマッチが開催。ブースターの方々とも、密にならないようにしながら交流させていだきました。
その後、スポンサー・関係者向けのスタートアップ・カンファレンスにて講演。
スポンサー各社116名の方々に参加いただき、コロナ時代のBリーグ、地方クラブと地方創生というテーマでお話ししました。もちろん茨城ロボッツの持つ可能性についてもです。
水戸市の高橋靖市長からも、ロボッツを全面的に応援すると力強いお言葉をいただきました。ありがとうございます!
メディア向けの会見も行わせていただきました。
ロボッツを引っ張る3人のアツい男たち
さて、茨城ロボッツについて紹介したいのがこの方々です。まず茨城ロボッツの山谷拓志社長。当時の栃木ブレックスの社長として、ブレックスを強豪クラブへ成長させた方です。
当時のつくばロボッツが経営破綻寸前となったとき、山谷さんがNBLの専務理事を辞して社長に就任しました。栃木での成功を引っ提げてロボッツに来たわけですが、山谷さんの敏腕をもってしても、就任後は苦労の連続……
そんな中、Bリーグで一番アツいオーナー、堀義人さんとの出会いから状況が変わります。クラブは年々成長し、いまではB2のトップクラブ。B1昇格を狙って本気でチームを強化しています。
それだけ言うと順風満帆にも感じますが、堀さんは
と、B1昇格を夢ではなく明確な目標に設定しています。現状で満足することなく、志は非常に高く、頼もしく思っています。
山谷さん、堀さんがリーグ屈指のツートップとなり、クラブを引っ張っています。そして第三の男が、株式会社いばらきスポーツタウン・マネジメントの川崎篤之社長です。
急に他の会社の話になったかと思われるかもしれませんが、実は株式会社茨城ロボッツ・スポーツエンターテインメントを親会社として、株式会社いばらきスポーツタウンマネジメントと株式会社M・デジタルマーケティングが100%子会社という、グループ企業なんですね。
川崎さんはグループ企業の社長として、ロボッツと水戸の街をもっともっと盛り上げようと尽力していらっしゃいます。Bリーグオールスターが2021年に水戸で開催されることになりましたので、ここに合わせてもさまざまな仕掛けを考えていらっしゃいます。
このお三方の圧倒的な熱があれば、この土地が盛り上がらないわけがない。ロボッツがさらに成長していくのが楽しみです。
"地方創生"に本気な唯一無二のクラブ
スポーツクラブが地域密着するためには、それぞれの土地にそれぞれ適したアプローチのしかたがあります。茨城ロボッツの場合は"地方創生"や"まちづくり"の観点でアプローチしています。
株式会社茨城放送の株を取得し、関連会社としたのもその姿勢のあらわれです。実は茨城県は、全国で唯一民法テレビ局がない都道府県です。メディアが他県に比して弱いわけです。
それなら自前でラジオに出資して経営参画してやろう!という、ないなら持ってやろう、作ってやろうという姿勢はとてつもなくカッコいいですよね。
メディアを持ち、デジタルマーケティングを行い、本気で"プロスポーツによる地方創生"に取り組んでいる、唯一無二のクラブが茨城ロボッツといえるでしょう。
水戸駅から、アダストリアみとアリーナの道にはM-SPOという広場があります。まさにここを運営するのが、いばらきスポーツタウンマネジメント。
アリーナを使ってバスケスクールを開催したり、上記写真のように貸し出して収益化・周辺地域の活性化に寄与しています。
また、カフェレストランが併設されており、ロボッツの試合を観たあとの熱気をそのままに食事を楽しむこともできます。
私も実際この日の夜に食事をしたのですが、居合わせたロボッツブースターの方とお話する機会を得ることができました。愛するクラブを応援して、帰り道食事して、今日の試合について語ることができる。素晴らしいですよね。
(食事もめちゃ美味しいです)
「まちづくり」を、口だけでなく実際に組織で取り組んでいる。どの施設も新しいですが、新しいのは施設だけではなく、考え方です。茨城ロボッツが次世代の"スポーツクラブによる地方創生"のモデルケースとなると思います。
一方、チームはB1を目標にし、そこに向かって突き進んでいます。B2は厳しいリーグですが、昇格を成せるよう、ロボッツブースターのみなさんはさらにアツいブーストをお願いいたします!