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秋田ノーザンハピネッツ、大阪エヴェッサが加わり、B革新初年度2026-27シーズンのB.プレミアは、26クラブが参入することになりました

臨時理事会を経て、B.プレミア2026-27シーズン参入クラブの最終発表となりました。秋田ノーザンハピネッツ(以下、秋田)、大阪エヴェッサ(以下、大阪)が加わり、26クラブとなりました。おめでとうございます。しかし、このギリギリまで引っ張ってしまった背景などを説明しないと納得感がないといと思い、発信させていただきます。

【秋田ノーザンハピネッツ】

ライセンス交付規則の第18条第2項第3号に「12月理事会前日時点で落札者や優先交渉権者が決定していること」と記載されているのに対し、秋田は2025年3月に落札者決定の予定のため、基準を満たしていないのではないか?と思われるかたが、多かったのではないかと思います。

これについては、アリーナの専門家や弁護士等で構成されるライセンス審査会で十分な議論を行い、そもそもこの条文の趣旨というのは「2028-29シーズンの開幕から使用可能であること」の蓋然性を判断することが目的であることから、例示の文言(=落札者や優先交渉権者の決定)に当てはまらなくとも、先ほどの趣旨に沿って基準が充足できるという蓋然性をライセンス審査会が合理的に判断できるという結論に至りました。

報道のとおり、秋田県は通常では考えられないスピードでその蓋然性の積み上げを行い、具体的には110億円もの事業費の増額やその直後に再公告が行われ、応札者が少なくとも1社以上いることなどを確認しており、こうしたことから例示にある「落札者や優先交渉権者が決定していること」と同等の状況にあたるため、基準充足となり、結果ライセンス交付となりました。

【大阪エヴェッサ】

実は、4次審査の過程で大阪は、突如新設計画から改修計画への切り替えが発生していました。発生直後、リーグの方ではまず、4次審査に臨めるかを法務委員長やライセンス審査会で協議していました。並行してクラブの方ではライセンス事務局とも連携し自治体や改修工事を行う事業者に掛け合い、必要な基準を具備すべく交渉を重ねて来ました。

様々な課題があった中で基準充足可否が直前まで分からない状況で、今日まで表立って説明が出来なかった理由、時間が掛かった理由はここにあります。

最後に、4次審査で合格したクラブについては、これから2025年6月末までに正式契約に至る必要がありますので、ここは抜かりなく対応を進めていってもらいたいと思います。ここはゴールではなく、出発点です。さあ、次は、B.ワン、B.ネクストとなります。

B.プレミアに参入決定した全てのクラブに言えることですが、ここまでご支援いただいたファン・ブースターをはじめ、スポンサー、自治体、メディア、全ての関係者の皆さまに御礼申し上げます。

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島田慎二
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