湧川選手、滋賀レイクス加入へ
昨日閉幕したウィンターカップでは、連覇とはなりませんでしたが、福岡大大濠3年生の湧川選手が滋賀レイクスへ特別指定選手として加入することを発表しました。特別指定選手として加入する高校生は過去にもいましたが、今回注目すべきは高校卒業後、来シーズンのプロ契約を合意しているということを併せて発表したことです。
湧川選手は、超高校級、バスケ界においても将来を期待されている若手選手の一人です。個人的にも去就に注目していましたが、このような決断をしたことを心から歓迎しています。日本のバスケ界の強化における課題の一つは、世界に比べてプロリーグなどトップの環境でプレーするタイミングが遅いということです。
このような課題を解決するために高校生や大学生に選択肢と機会を提供するために、特別指定選手制度を設計しました。高校生・大学生が、学校、大学に所属しながら期間限定でプロでプレーすることも良し、確信を持てた選手が辞めて、プロに転向するも良し、今回のようにウィンターカップを経て、特別指定選手として加入して高校を卒業したらプロに挑戦するも良しです。
人生の大きな選択なので親御さんや先生、先輩など多くのアドバイスを受けながら慎重に決断してほしいですが、可能な限り早いタイミングで挑戦してほしいと思います。他方で私たち、リーグや引き受けるクラブには、大きな責任があります。
プロ選手の身体は大きく、強いですし、Bリーグの外国籍選手となると、初めての経験になる選手が多いと思います。焦らず、大切に育て、機会を提供していかなければなりません。サポート面、そもそも思い切って飛び込みたくなるようなB.LEAGUEになるために今後も尽力していきます。
湧川選手のみならず、このタイミングで多くの特別指定選手がクラブに加入しています。怪我無く、素晴らしい経験となり、成長すること、そして、クラブでも活躍することを心から願っています。
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