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想像力をもってクラブパートナーとファンと向き合わないとサービスの質は高まらないのではないか。

クラブを支援している各地域のパートナー企業というのは、大半、社長が決裁しています。社長は、純粋にクラブを応援したかったり、地域貢献の一環だったりとご判断いただいています。

ファンはもちろんのこと、パートナー企業無くしてクラブ経営は成り立たず、大切な存在です。パートナーのご支援が少ないとクラブ経営も難しくなりますし、チケット代を相対的に高くするしかなく、ファンにとっても優しくない状況になり得ます。

パートナーになること、継続する意思決定をしていただく社長は本当にありがたい存在です。しかしそんな社長のクラブを支援するなかで潜在的、健在的な障壁があるのです。ご本人は口にはださないと思いますが。

1.奥様、ご家族からのシビアな目
2.従業員からのシビアな目
3.取引先からのシビアな目

周囲のシビアな目を感じつつも応援しているパートナー企業、社長の満足度向上はもちろんですが、1-3までの皆さまにパートナーとしてクラブをご支援いただく大義を創出しなければならないという危機感が必要かなと思います。そうでなければ、サービスのクオリティを上げるのも難しいのではないかと。

ファンの皆さまにおいても同じかなと思います。限られた予算と時間の中で選択していただくというのはかけがえのないこと。週末くらい家のことやってほしいと頼まれる中、突破してきたお父さんがいるかもしれません。子どもを預けて少しばかり無理してアリーナに来ているお母さんもいるかもしれません。

可処分時間と可処分所得のシビアな選択の中で移動時間、試合時間、移動時間…チケット代、グッズ、飲食…を費やしています。

売り手からすれば売上ですが、買い手からすれば出費。パートナーにおいてもクラブにとっては、売上。パートナーにとっは経費。売り上げる側よりも支出する側の方がシビアなもの。相当想像力をもって商品を作り、販売して、満足度を高めてアフターケアをしていかないと続かなくなると思っています。

想像力をもってファンやパートナーの顧客特性を掴み、誠意をもって向き合うことで、ファンもパートナーも増やしていきましょう。

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島田慎二
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