金沢武士団が被災地で活躍していることを多くの皆さまに知っていただきたい。
昨日は、金沢武士団(以下、クラブ)の応援のために石川県に入りました。目的は、3つ。ひとつ目が、クラブの活動拠点でもある七尾市の被害状況、避難所となっている田鶴浜体育館を視察すること。震災後、はじめての県内開催のホームゲーム視察とブースターの皆さまへのご挨拶。そして、クラブの支援者との意見交換と懇親。短い時間でしたが、大切な1日となりました。
七尾市に到着。市内でも被害状況は大きく異なりますが、酷いところだと、このような状態でした。想像を絶するものがあり、メディアで知るレベルをはるかに超えており、言葉を失い、立ち尽くしてしまいました。クラブがこの地で練習し、事務所も選手、スタッフの生活拠点もあるということが信じられませんでした。
その後、日頃の練習場でもあり、現在避難所になっている田鶴浜体育館へ。ピーク時は、500人避難されていたようですが、現在は50人くらいとのことでした。
あらためて、震災の恐ろしさを知ることになりました。また、自助、共助、公助、人の繋がり、支えが大切だということを思い知らされました。七尾市だけでも3つの避難所があり、ひとつを視察したに過ぎませんが、田鶴浜体育館は、館長や中野社長、原島さんという過去に何度も被災した経験があり、優しく、ホスピタリティに溢れる人たちが強く関与しているので、明るかったという印象です。
中野社長と原島さんの発案で語ろう亭を作り、お酒を飲んだり、お話をしたりする場所を作りました。全国から届くお酒だそうです。不安や孤独に陥りやすい中、話したり、話を聞いてもらったりすることの重要性をよくわかっているからでしょうが、なかなか出来るものではありません。
選手たちも参加して皆さまの話を聞いたり、お話したりしています。炊き出しもしています。喜んで涙を流すお年寄りも多いそうです。自分たちも被災していますが、地元の皆さまのために活動するクラブ、選手たちに心から感謝です。プレーで魅せるだけでなく、これこそプロバスケットボールクラブの存在価値でもあり、実行していること、ひとりでも多くのBリーグファンの皆さまに知っていただけたら嬉しいです。
試合は、埼玉ブロンコスが勝利しました。大きく引き離される展開が複数回ありましたが、何度もカムバックして一点差まで追い上げる場面もあり、本当に盛り上がりました。1023人のお客様にご来場いただき、大声援にも押されて、絶対に勝利をみせるという想い、気迫が伝わってきました。素晴らしい試合を観ることが出来て胸が熱くなりました。
会場にお越しのブースターの皆さま、避難所からバスでお越しの皆さま、輪島や珠州からも来ている人たちもおりました。途中、立ち上がって大声援を送っていました。ブースターの皆さまとたくさん話しましたが、皆さん、元気をもらった言っていました。
埼玉ブロンコスのブースターもたくさん来ていただき、盛り上げていただきました。本当にありがとうございました。
わずかな時間でしたが。たくさんの方々と対話することが出来ました。力強く前を向いている人たち、まだまだ苦しんでいる人たち、地域によっても生活環境が全く違います。一律で痒いところに手の届くご支援は出来ないこともよく分かりました。
私たちBリーグは、バスケで日本を元気に、地域創生リーグと公言しています。募金活動や義援金をお届けするだけでなく、オフシーズンには、B.HOPEや選手会とも連携して皆さまを少しでも元気にする活動が出来ればと思います。また、金沢武士団についてもしっかりサポートしてまいります。
最後に、このnoteを読んでいただき、金沢武士団をサポートしようじゃないかと思っていただいた全国の企業関係者の皆さま、ぜひ、クラブまでお問い合わせください。
がんばろう石川
がんばろう能登