#子どもに教えられたこと
仕事ではなく、我が子の子育てを通して、「子どもに教えられたこと」を振り返ってみる。。
ひとことでいうと「子どもではなく、自分自身ひとりのひととして、自分自身の自己を確立すること」だったようにおもう。。
子どもが小さかったころは、ともに遊び、生活や感情を共有して、ともにたのしんできた。。
その後、学齢期になると、自分の夢や希望を子どもたちに託し、自分の自己実現を図ってきたきらいがある。。
子どもにとっては、少し重荷だったろう。。
子どもには、子どもの人生があり、それを切り開いていくのもまた、子ども自身である。。
そんな、当たり前のことにも、子育てを通して、気づく。。
親だから、家族だからと、子どもの人生に一喜一憂し、「応援団だ」とプレッシャーをかけてきたのかもしれない。。
寄り添うことの難しさにも、気づく。。
ともに、ひとりのひととして、自分自身を見つめ、自己を確立していく。。
それがあってこその共生だ。。
「子どもに教えられたこと」、いいかえるとそれは、子どもを通して自分自身を見つめ、そのうえで、また「子どもから自立すること」だったのかもしれない。。
幸い、いま、ともに健康で、互いの生き方を尊重しながら、生きている。。
ときに、親としての自分が顔をだし、おせっかいを焼きたくなるが、自分の親がそうしてくれたように、自分の人生は自分で切り開いていくという力が育めるようにと、自分にいい聞かせている。。
それこそが、人生のたのしみであり、醍醐味なのだから。。
「おかあさん、がんばって」、遠くで、子どもからの声がした。。