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仕事は濁りなく…

竜の儀式が納得行かず、11月というのは恐怖の月でした。
そんな中、11/22に無事にお店をオープンすることが出来ました。
オープンは11/13と言われていたけれど、前に入られていた方の片付けが遅れてしまったので、11/22になったのです。

久しぶりのカフェの仕事は慣れないし、今までキッチンカーだったから手を伸ばす範囲で物が揃っていたけど、
店舗の厨房は必要以上に広くてどこで何をしていいか、悩むほどでした。

オープンして一週間が過ぎましたが、お客さんの入りはなかなかです。
わたしの潜在意識はどうなっているんだろう?と探りながら過ごしています。

こんなに時間があるのなら、テイクアウト用にシフォンを焼いたらどうだろう?って考える。
主人にも言われるし、物件のオーナーにもランチをするように言われたり、hotシフォンとは別にバスクチーズケーキを仕入れて出したら?なんていう提案をされたりしました。

そこで、テイクアウト用のシフォンの型を買おうと思って探したけど、注文から到着まで日数がかかる。
それなら近くの資材屋さんに行って買おうと思ったら、取り扱ってないとのこと。
これって、しなくていいっていうことだよなぁ…。
確かに、テイクアウト用とか作ってそれが良くなってしまったら、わたしのお店に来て自分を見つめる時間なんてなくて良くなるし、本来のわたしの仕事の目的からズレてしまう。
作ったはいいが、こんなにお客さん来ないのに売れるはずもない訳で、昔の「売れ残りのトラウマ」が湧いてくるだけです。

それを「そうだよ!」と言わんばかりの出来事がありました。

昨日、近くでイベントがあって、パン屋さんが出店していました。
初めて出会うパン屋さんで、何が美味しいとか全くわからない状態で感覚で選びました。
そのパンが美味しくなくて…
たくさんのパンを並べていたし、ホームページを見るとネット販売もされていました。

どうやって、経営成り立たせてるんだろう?
売れ残らないんかなぁ?

そんなことを思いながらホームページを見ていると、プロフィールに「桑の実の天然酵母を使用したパンを作っている」と書いてありました。
わたしが買ったのは、その天然酵母のパンではなかったから「それが欲しかったーーー!!!」ってなりました。

パンを買った時お店の人が、初めはこのパン(天然酵母のパン)を作ってたけど、柔らかいパンが欲しいと言われて作り、サンドイッチも食べたいと言われて作り(それも何種類も)、豚まん作ったら美味しいと言われて作っていると説明されてました。
いろいろあって、本当に迷ったんです。

いろいろあると選ぶ楽しみがあっていいかもしれない。
けれど、本当に売りたい物がどれなのか?お客さんが分からなくなってしまう。

・・・ていうことだよなぁって思いました。

わたしがお客さんに提供したいのは、他にないあつあつのシフォンケーキ。
それを愉しみながら、夢や希望を打ち上げてもらうこと。
もっとディープに見つめて、自身を探求してさらに輝きたい場合のスピリチュアルアロマ。
あれこれやってたらわたしがブレるし、お客さんもブレてしまう。

わたしはテイクアウトのシフォンを作らない代わりに、主人の長女ちゃんにお菓子を作ってもらっている。
カフェをしたいと言っていたので、何かお菓子を作ってみないかとお願いしたのです。
長女ちゃんは試作に明け暮れ、なかなか納得いくものが出来ないと言ってたけど、それでも毎日楽しくワクワク過ごせて、本当に感謝してるって言ってた。

そんな長女ちゃんのお菓子はめちゃくちゃ美味しくて、食べるととてもしあわせになる。
他のお菓子やさんのバターケーキとともに並べていたけど、どちらもなかなか売れなくて、今朝、他のお菓子やさんのバターケーキとそのお店のチラシをしまいました。
そしたらテーブルがスッキリ!
しばらくして、ラテのテイクアウトのお客さんがきて、長女ちゃんのお菓子も買って行ったのです!
その日はお客さんが3人。
その3人とも買って行ったのです!!
こんなことって、ある?!?!?

他のお菓子やさんのバターケーキは、「何となく」置いていたんです。
「これがいい!」ではなかったのです。
だから「これがいい!大好き!」な物と並べると融合しないというか、濁ったものと一緒に置くと全体的に濁ってしまい、輝いて見えなくなるっていうことが分かりました。

わたしの仕事も、濁りなくやっていかねばと思った出来事でした。

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