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老害が働き続ける理由

日本では「仕事をしている=社会に貢献している」という意識が強く、そのために定年後も働き続ける人が多い。「老害」と言われるのは、引き際を誤る人が多いからでしょう。日本では年功序列や終身雇用の文化が根強く、長く働くことで得た地位や人脈を手放したくない心理が働くのかもしれません。

一方、特に欧米圏では、ある程度資産を築いたら早めに引退し、趣味や家族との時間を楽しむ文化があるように思います。優秀な人に仕事を託して、自分は持ち株や投資で生活するスタイルが一般的です。これは「仕事をやめた後の楽しみ方」を知っているかどうかの違いもあるでしょう。またキリスト教では「労働=罰」という考えも影響していると思います。

日本では「仕事が生きがい」とされる一方で、「引退後の楽しみ方」を教える文化があまり発達していません。退職して家にいても何もやることがないという人も多くいます。欧米ではリタイアメントプランがしっかりしていて、「どう生きるか」を考える時間を持つことが一般的ですが、日本では定年後の生活設計が漠然としていて、結果的に仕事を続ける人が多いのかもしれません。

また、日本では「お金の話」をするのがタブー視される傾向があり、資産運用や投資に関する知識が不足していることも影響しているでしょう。海外のように、若いうちから資産形成をして、引退後の生活を計画する文化がもっと根付けば、仕事にしがみつかずに済む人も増えるかもしれません。


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