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選挙後の石丸氏へ評価

都知事選が終わり、石丸氏への評価が急速に低下しています。選挙中の評価が高かった一方で、その後の言動に対する批判が続出しています。特に、私が良く読んでいる内田樹氏のコメントと町山智浩氏のコメントが私は気になりました。

内田樹氏の見解

内田樹氏は、石丸氏が質問に対して質問で返す傾向を批判しています。このような行為は、マウンティング(相手より優位に立つ)を目的としたものであり、公人としてふさわしくないと述べています。質問に対して適切な回答を避けることで、質問者の語彙や情報を限定し、自分が優位に立つことを狙う行為は、真のコミュニケーションを阻害すると指摘しています。

町山智浩氏の評価

映画評論家の町山智浩氏も、石丸氏のコミュニケーションスタイルに問題があると批判しています。選挙後のインタビューで、石丸氏は政治的な理想や目標を語るべき場面で、質問者の意図を無視した回答を繰り返しました。町山氏は、石丸氏が「相手より優位に立つ」ことを最優先し、コミュニケーションのキャッチボールができていないと指摘しています。これは、石丸氏が政治的な理想を持たないか、もしくはそれを表現する能力がないことを示唆しています。

私の実際の経験から見る石丸氏の問題点

私自身、石丸氏のようなスタイルを持つ人と仕事をした経験があるので、その問題点は理解できます。非常に優秀な人であっても、礼儀のなさやコミュニケーションの欠如は、長期的な関係において困難をもたらします。これでは互いのコミュニケーションからは何も生まれず、遺恨だけが残ることを経験上知っています。

石丸氏にとって、「選挙戦前にメディアに取り上げて欲しかった」という皮肉を最後のテレビ会見で表現したかったのでしょうが、メディアが取り上げていたら果たして勝利できたのでしょうか。それは負け惜しみにも聞こえます。できれば最後にテレビを通じて、今後について語って欲しかったと思います。ある意味、ネット戦でこれだけ戦えるという実績を残したのが彼の成果かもしれません。

選挙戦では石丸氏を応援しましたが、私の理想像からするとズレていると感じました。選挙戦は短期間で人を選ばなくてはいけないので、非常に選択が難しいとも感じました。

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