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武士道に見る現代社会の倫理観の欠如
私が思い描く武士のイメージには、正義感にあふれ、礼節を重んじ、自らの責任を守りつつ、主君に忠誠を尽くす姿が浮かびます。武士は常に誠実であり、言葉と行動が一致することが何よりも重要視されました。彼らは礼儀作法を大切にし、他者への敬意を示すことで、自身の品格を保つことができると信じていました。
武士の勇気は戦場だけに限らず、日常生活においても正義を貫くために立ち向かう姿勢として表れました。もし失敗や過ちを犯せば「切腹」という形で責任を取らされることもありました。また、主君に対する忠誠心は絶対的なものであり、時には命を投げ出してでもその忠誠を示すことが期待されました。
このような強い倫理観は、家庭での教育や師匠からの教えを通じて培われ、世代を超えて受け継がれていったのです。
しかし、現代社会を見渡すと、政治家や経済界のリーダーたちの中に、このような武士道の精神を感じることはほとんどありません。個人の利益追求や成功が優先されるあまり、かつての武士たちが守り続けた倫理観はすっかり日本人から消え去ったようです。
今更武士道の世界に戻れとは言いませんが、正義感や誠実さ、礼節は重んじる社会を目指すべきではないでしょうか。お金と地位と名誉だけが支配する世界は格差や分断、戦争を引き起こす貧しい社会に見えてしまいます。
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