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アトラス彗星

アトラス彗星は、2023年1月に発見された長周期彗星です。この彗星は、ATLASと呼ばれるハワイに設置された早期警告システムによって発見されました。アトラス彗星は、当初、非常に明るくなると期待されていましたが、2020年の接近中に崩壊してしまいました。

太陽系の外縁からやってくる長周期彗星で、約5,000年に一度しか太陽に近づかないと言われています。今回の回帰の際に惑星などの引力の影響を受け、現在の軌道はわずかに変化し、双曲線軌道となっています。このため、ゆくゆくは太陽系の外に出て行き、二度と戻らないと推測されます。

https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2024/10-topics05.html

ちなみに彗星の尾はイオンの尾とダストの尾の2種類があります。

イオンの尾は彗星が太陽に近づくと、彗星の表面のガスが蒸発し、太陽風によって電離されます。このガスが彗星から放出され、太陽風の影響で太陽と反対方向に押し出されることで、イオンの尾が形成されます。イオンの尾は通常、まっすぐに伸び、青っぽい色をしていることが多いです。

ダストの尾は彗星の表面から放出される塵や小さな粒子が、太陽の光圧によって押し出されて形成されます。この尾は、彗星の進行方向に対して少しカーブを描く形になることが多く、黄褐色や白っぽい色で見えることがあります。


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