【考え事】歌の「心·技·体」
歌い人sky_flatです。
ご覧いただきありがとうございます。
今日は自分の中での考えの整理も込めて書かせていただきます。
自分の声と向き合ってみると
先日声楽のコンクールを受験して、本選出場の機会をいただきました。
本選で歌う曲を選ぶにあたって、
自分の声の良さが生かせる曲って何だろう?
自分の歌の何が、人の心に届いたんだろう?
と考え込んでいます。
あれこれ考えた結果、1つの仮説にたどり着きました。
私は「心」で歌ってるんだ。
「心」が喜ぶ歌を、歌おう。
歌の「心·技·体」
武道の世界などでは「心·技·体」という言葉がよく使われますが、歌の世界にもあるんだと思うようになりました。
三者を充実させることが、いい演奏を支えるんだと。
あれやこれやと考え込むうちに、私の歌の強みは圧倒的に「心」だと気づいたんです。
思えば昔から、
「楽しそうに歌うね」とか「いい顔してるね」とか言われてきました。
笑顔で歌おうと意識したわけではありませんが、自然にそうなっていたんだと思います。
これは9歳で初めて合唱を習った先生のおかげでしかなくて、本当に感謝です。
いつしか、人の心を動かす歌を歌いたいと心から思うようになりました。
そこを評価していただけるのはありがたい限りです。
ただし、「技」と「体」の不足は否めません。
呼吸、音程、発語などを丁寧にコントロールする技術があってこそ、人に訴える力が増すんだと思います。
本当の意味で人の心を動かす歌を歌うためには、知識も技術もまだまだ足りません。
日々勉強ですね。
それに、歌い手は身体が楽器である以上、自分の肉体を意のままにコントロールできないといけません。
良いパフォーマンスができる身体の状態を知って整えることや、不調の時の対処法、精神的な波からくる身体への影響を最小限に抑えることなど、言うは易く行うは難しの連続です。
ここは大きな課題だと思っています。
それでも「心」を大事にしたい
「技」と「体」を基盤にして、そこに「心」が乗るからこそ、歌声が聴衆に届く。
と言われればその通りです。
フィギュアスケートの羽生結弦選手もソチ五輪で金メダルを獲得した直後のインタビューで、
「表現力というのは圧倒的な基礎技術の上にしか成り立たない(意訳)」
とおっしゃっていました。
その通りでしかないんですが、
それでも私は心をこそ大事にしたい。
基礎技術はもちろん大事です。
これからも、歌い続ける限り一生勉強し続けます。
しかし、技術だけに偏った歌は歌いたくないのです。
本気で役に入り込んで、その歌の世界を生きていたいのです。
少々粗くても、きっとその生き様が伝わると信じています。
今度の本番、一番心を通わせられる1曲で勝負してきます。
まとまりのないただのつぶやきを最後までご覧いただきありがとうございました。
歌い人sky_flatでした。