たぶん、もう叶わない望み
自分の子どもが、ほしかった。産めなくても、養子を迎えたかった。
でも、もう望みは薄い。40代前半、パートナーすら居ず、経済力も健康もない。
里親なら、今はシングルでも条件を満たせばなれるらしいが、統合失調症の私は、審査には通らないだろう。
子どもを育てるのは、大変だ。自分すら持て余している私が子どもを持てないのは、たぶん正解なのだ。結婚し、子どもと共に育っていくことは、私の力に余ることだ。
これで、いいのだ。
だけど、悲しい。子どもの名前なんて、20人産んでも使い切れないくらい、案があるのに。
それでも、もう嘆かないよ。現世では、私は子どもを持てないのだ。子どもを持っている人を羨む必要もない、この世での役割が違うだけなのだから。
来世も人間に生まれてくることができたなら、今度は結婚して、子どもを持ちたいな。
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