保有中のアクティブファンドの現金比率(2022年10月末時点)
各アクティブファンドの現金比率
2022年11月中旬時点で保有中の投資信託を↓に挙げたのですが、
この中のアクティブファンドと、保有していないいくつかのアクティブファンドの現金比率を毎月ウォッチしています。
もう11月も下旬に差し掛かる頃に、ようやく全ファンドの月報が揃いました。ビリッけつはベイリー・ギフォードの『ポジティブ・チェンジ』でした。遅いよ。
『結い2101』の圧倒的な現金比率
見ての通り、鎌倉投信『結い2101』の現金比率がブッチギリで際立っています。アクティブファンドで45%の現金比率って、私は他に見たことありません。
この高い現金比率はいつからなのだろう?と思い月次報告書を6年分くらい掘り返したのですが、その間、基本的に30%を切ることはありませんでした。
この間、ファンドマネージャーが2度ほど変わっています。
それでも一貫して高めの現金比率なので、これは一過性のものではなく、ファンドの基本方針なのでしょうね。
↑を見ると、コロナの初期(2020年6月頃~)と、アメリカの政策金利の利上げがあったタイミング(2022年3月頃~)あたりに、それぞれ現金比率をグッと上げているようです。
『結い2101』のパフォーマンス
では肝心のパフォーマンスはどうなのか?ということで、みんかぶ(投資信託)でTOPIXとパフォーマンスの比較を見てみると、
これは切り取る期間によって変わってきますが、直近5年間だけ見ると、
「下げには強いが、上げには弱い」
で、結局TOPIXと同じところに着地しているのが何だか微妙な感じですが、言い換えれば、このボラティリティの低さは、心を穏やかにして保有できるということになるのかも知れません。
直近10年間、つまりアベノミクス直前からの期間で比較すると、TOPIXに完敗していますが、それでも+92%のパフォーマンスとなってます。
『結い2101』の設定来、2010年10月からの比較だと、TOPIXを+10%程度アウトパフォームしています。
ちなみに、どの期間で切り取っても、安定して純資産が増加しているのがわかります。投資家からの信頼が厚く、資産の純流入が多いのでしょう。
なぜ『結い2101』を積み立てるのか?
「良くてTOPIXとトントン」
「場合によっては大きく劣後する」
「長期ではもしかするとTOPIXより少しいいかも」
なのに、なぜ『結い2101』を積み立てるのか?というと、やはり↓に書いた通り、
資産運用を始めた大きな影響を受けましたので、その時の自分の感性を信頼してみたい、というのがあります。
あまり合理的な理由ではありませんが、まぁ、今のところ『結い2101』を12年程度積み立てて、損失は全く被っていないので、よほどのことがなければ積み立てを継続予定です。