新卒エンジニアが2019年を振り返ってみる
皆様あけましておめでとうございます!
令和元年も終わりまして、昨日から令和2年になりました。
皆様年始はいかがお過ごしでしょうか?
猪股家は毎年恒例で祖母の家に帰省に来ております。
年始の特番を見ながらとりあえず今年を振り返ってみようかなと思い、思いつきでnoteを書いているわけです。
2019年4月に晴れて社会人になりまして、周りの環境や人に恵まれて年末まで過ごすことが出来ました。
自分の説明文にも書いてあるように、今年からエンジニアとして仕事をしているわけでございますが、振り返ってみると短かったようで結構色々あったなと思う今日このごろです。
せっかくなので時系列で去年を振り返ってみようと思います。
2019年1月~3月 研究室にいながらインターン兼アルバイト
2018年から所属していた研究室で、卒論をまとめる時期となり、研究室に寝泊まりしながら研究をしていました。
研究室に折りたたみのベッドを買って、みんなで寝泊まりしながらCADで設計したり、卒論まとめたりしてました。
風呂は大学の更衣室のシャワーだったし、ご飯は近くのスーパーでお徳用のパスタを皆で割り勘して食べてました。
こういう話を人にすると、絶対やりたくないという話をよくされますが、自分としてはこの経験はスタートアップみたいな感じでメチャクチャ楽しかったです。(もう一度やれと言われたら絶対イヤですが)
また、今の内定先からインターンのアルバイトのお話を頂いて、この時期から人事のお手伝いをしておりました。
数ヶ月前には学生として参加していた合同会社説明会に、今度は企業側として参加することになり、学生さんをブースに呼び込んだりしてました。
学生として参加していたときはブースの呼び込みなんか軽く無視してあしらっていましたが、企業側として学生さんに無視されるとメンタルくるなぁと感じた良い経験です。
最近では、ここでブースに呼び込んだ学生さんが来年から弊社の新入社員として働くという話をよく聞くようになり、大変嬉しい限りだなと思います。
2019年4月~6月 社会人生活スタート&ひたすらに研修
卒論も無事提出できて、大学も無事卒業できまして、4月から社会人になりました。
エンジニアとして働くにあたり、最初の3ヶ月は研修でした。
4月の間は社会人として必要なことみたいな、ビジネス研修だったので、技術については特に触れませんでしたが、5月、6月は技術研修でした。
自分は大学の研究でC言語でロボットを制御していたので、プログラミングを覚えるのは苦手ではなかったですが、データベースとJavascriptは機械制御にはない考え方だったので苦労しました。
文系大学卒で完全未経験の同期は最初からすごく辛そうでしたが、なんとかみんなで乗り切りました。
2019年7月~9月 無事配属されたけど研修の内容ほぼ使わないやんけ&gitが訳分からん
研修も無事終わり、7月から今の部署に配属になりました。
配属されて半月したぐらいの頃に気づいたんです。
「研修の内容あんまり使わなくね?」
自分が入った部署の都合もあるとは思うのですが、研修でやっていた技術と実際に実務で扱う技術が結構異なっていて、ほぼ1からのスタートでした。
研修で主に使っていた言語はJavaですが、実際に現場で使うのはPHPですし、研修で習ったビジネス的な知識もほぼほぼ使うことはなかったなぁと思います。
勿論個人に向けた研修ではなく、新卒全員に向けた研修なので、他の新卒は役に立っているのかもしれません。
あと、研修でgitを使っていなかったので、gitにはめちゃくちゃ悩まされました。
バージョンとは?っていう話からでしたね笑
最初の方の説明でどうやらgitというのは「コードを時系列に保存することができて、変更を戻したり進めたりできる」という認識だったのですが、説明が進むにつれて「どうやらgitというのは間違えると自分の進捗が消えるだけでなく、他人やプロジェクト全体の進捗を消去する恐れがある」ということを知り、なんで新卒にそんな危険なものをやらせるんだろうかと思いながら、逐一確認を取りながらgit操作していました。
配属されて1ヶ月超えたぐらいの時にようやくローカル、リモートの考えが分かるようになり、リモートブランチに自分の変更分をプッシュして、自分のケータイで見れたときはメチャクチャ感動したのを覚えています。
また、配属されてすぐアサインしてもらったプロジェクトが少人数で、自分のやれる範囲がかなり大きかったので、僭越ながらプロジェクトに対してもかなり意見を言えました。
プログラムの知識は当然無いのですが、UIUXの観点で一人のユーザーとしてプロダクトを見た時にどう思うかみたいな意見ですね。これが出来たからこそ能動的に動けたんじゃないかなと今になって思います。
2019年10月~12月 仕事や職場に慣れる&朝会やる&社外で人に会ったり、イベント出たり、個人開発したり
主に仕事やテクノロジーに対してどっぷり浸かり始めたのはこの時期からです。
特にこの3ヶ月は濃かったなーと思います。
3ヶ月も同じ職場に通えば流石に慣れるもので、仕事の流れや人とのコミュニケーションもそれなりに分かってきました。
今までは目の前のタスクに精一杯だったのが、徐々に周りが見えてきたわけです。
そうすると自分ができることはもっとたくさんあるんじゃないかと思い、色々とやり始めます。
◯朝会企画
大学のときからバスケのクラブチームを作ったり、立ち上げの研究室に入ったりと、組織の0→1の経験をかなりさせてもらいました。
そこですごく学んだのは一緒に仕事をする人との人間関係の大切さなんですよね。
クラブチーム作るときは、メンバー集めも体育館の確保もできていない状態からチームを作るということで、自分の先輩が代表、自分が副代表となって、毎週集まって色々決めていました。間違いなく一人では出来ていなかったと思います。タスク量的にも精神的にも。
研究室も自分含めて5人のメンバーと立ち上げました。
他の研究室が先輩からの引き継ぎとかやっている中、自分たちの研究室は椅子と机と本棚の組み立てをして、他の研究室が先輩の論文を見ながら研究を進めていくのを脇に、我々は研究室のルール決めとかしてるわけです。
勿論卒論を書く時間も圧迫されるわけで、皆で寝泊まりしながら中間発表の準備をしたり、卒論のポスターを書き上げたりしてました。
その時も皆メンバーが一緒だったので、自分も頑張れましたし、楽しかったと言えるのは彼らのおかげだと思っております。
その感じが自分の職場にも欲しいなと思ったんです。思ってしまったんです。
自分の部署は全体で200人を超える大きな組織です。
組織が大きくなるにつれて、コミュニケーションが取りづらくなって、連携や助け合いみたいなものが薄くなるのは自明なことなのかもしれませんが、組織の立ち上げの経験をしている私だからこそ、あの立ち上げの感じの人間関係や熱量を自分の部署だけでも持てれば、自分も周りも楽しく仕事ができるのではないかと思いました。
そこで人事の方に相談して、部署全体で毎朝やっている朝会を、新卒メンバーやその他有志メンバーで作り直すことにしました。
内容を書き始めるとすごく長くなってしまうのでここでは省略しますが、「全員で作り上げる朝会」をテーマに部署全体で能動的に参加してもらえるような朝会に作り変えています。今現在も。
朝会を変えるにあたって反対意見ももちろんありましたが、自分の経験や周りの朝会企画メンバーの熱意も踏まえて、今は反対意見があっても、そのうち「朝会を変えてよかった」と思ってもらえるように今後も頑張ります。
◯社外のイベントに出る、人に会う
研究室にいた頃から、研究室以外の文化や考え方に触れられるように、教授が校外のイベントによく行かせてくれました。
社会人になってからも、会社以外の文化に触れたいなと思っていたので、10月ぐらいのタイミングで上長に「自分の仕事を終わらせるのは前提の上で、余裕があれば平日の社外のイベントに出席してもいいですか?」と聞いたところ快諾していただいたので、10月ごろから結構イベントには出させてもらっています。
全部は書けていないのですが、参加ログもちょいちょい書いているのでどうぞご覧ください。
こういうイベントに参加することに関して、SNSでは「時間の無駄」「イベント出てる暇があったら開発してたほうが良い」など様々な意見が飛び交っておりますが、自分も一度行ってみて経験則で話さないと賛成も反対もできないなと思ったので、とりあえず出てみることにしました。
参加してみてどうだったかというと
メチャクチャ良かった
の一言に付きます。
本来の目的である「通常業務以外での知識の習得」「自社以外の文化や考え方を知る」というところを達成できたのは勿論のこと、そこで他社の方と名刺交換をさせてもらったり、そのまま飲みに行ったり出来たので、イベントきっかけですごく人脈も広がりました。
また、イベント以外にも色んな人に会いました。主にイベントで知り合った方から紹介してもらったり、yentaでマッチングしたりした方と会うことが多かったです。イベント後の懇親会もありましたね。
会う人は特に業界を絞ったりはしていなかったので、本当に多種多様な方とお会いできました。
逆に相手もIT業界の方じゃないと、自分の拙い知識でも価値を感じてくれるので、すごく話しやすいんですよね笑
特に他社で朝会はどうやって行っているのかというのはほとんどの人に聞いていました。
今会社で行っているコンテンツの1つであるGood and Newというコンテンツは、元リンクアンドモチベーション 取締役の麻野さんにお伺いした時に教えて頂いたコンテンツだったりします。
そうやって他社のやっている良い取り組みはどんどん会社に持ち帰りたいなと思いました。
◯個人開発
業務でも色々やらせてもらえるようになると、自分のPCでも同じようにセットアップして開発できるようになりました。(業務じゃないですよ)
自分の身の回りには意外とITに疎い人が多くて、業務で学んだことを少し転換させれば身の回りの人の悩みを解決できることがありました。
通常業務ではお客さんと直接顔を合わせることはなく、実際にお客さんがどんな顔をして使っているのかが分からなかったので、実際に製品を使ってもらっているお客さんのところに客として行くこともありましたが、
個人開発では友達や知り合いを仮想客と見立ててヒアリングをしながら開発をすすめるのはすごく楽しいなと思いました。
自分のPCでのコーディングは7月末ぐらいからやってはいたのですが、実際にデプロイして人に見せるようになったのは10月からですね。
この頃から、自分のPCでのコーディングが「勉強」ではなく「個人開発」になったと思っています。
まとめ&2020年の抱負
最後の3ヶ月の分量がすごくなってしまいました。
まあ一番直近の3ヶ月ですし、内容も濃かったということで許してください。
2019年にやったことをすべて書くにはとても時間がありませんが、ざっとまとめるとこんなもんかなと思います。
こうして改めて振り返ってみると、ひたすらに周りの人や環境に恵まれた1年だったなと思います。
私の卒業まで一緒に頑張ってくれた研究室のメンバー
インターン兼アルバイトで色々教えてくれた人事の方々
OJTの先輩、同じ部署の先輩方
朝会企画とか色々と振り回されながらも付き合ってくれる同期
イベント出席とか朝会企画とか色々やらせてくれる上長
新卒が企画した朝会に乗ってきてくれる部署の方々
社外でいろんな知識や人脈や心意気をくれる方々
このnoteに出てきた方だけでこれだけの人が出てきました。
勿論これ以外の方にも色々とお世話になっております。
今年は去年お世話になった方々に返していけるように尽力したいと思います。
細かく目標設定をするとこんな感じですかね
・今は主にWEBをやっており、インフラの知識に疎いので、インフラを勉強してちゃんとしたサービスを一人で作れるようになる。
・エンジニア、社会人として網羅的な知識をつけて、誰に会っても価値を感じてもらえるような話ができるようになる。
・イベントには引き続き出席できるように通常業務を効率化して進める。出たイベントに関してはnoteにまとめてアウトプットの習慣をつける。
・大学のときのクラブチームを運営していた時のような体を取り戻す。
2020年もひたすらに走り抜きたいなと思いますので、どうぞ宜しくお願いしますーー!!