落合陽一さんの活動量に脱帽した話
メモがてら感想をつらつらと書いていきます
本日仕事をちょいと早く上がらせていただいて、サポーターズコラボ主催の落合さんの講演に行ってまいりました。
サポーターズコラボのページから人数確認すると、300人の席が全部埋まって、立ち見でプラス100人入れてる感じ
場所は渋谷のvoyage groupのオフィスで、メチャクチャ綺麗でしたね
話の内容としては落合さんの自己紹介が15分ぐらいで、45分ぐらい質疑応答…だったんですが、落合さんがテンション上がって、結局30分オーバーの75分ぐらい質疑応答やって頂きました。
計1時間半の大変有意義な時間でした。
話した内容としては、自己紹介は落合さんの経歴含めてスライド使っての発表
29歳で筑波大学の准教授なんで、まあ半端ないですわ
大学教授の、若かりし頃は必死に研究と論文執筆と事務作業に追われて、なんとか成果物作って、大人になったら昔の成果物の写真を大学生に見せながら「俺はこんなもの作ってたんだぞ ハッハッハー」みたいな教授像を再定義したいそうで、メチャクチャ面白いなと思いました。
質疑応答は当然様々な質問が飛んでくるわけで、要約はできるような内容ではないので、特に印象に残ったことを3つほど挙げます。
思い出した順に書いているので、順不同です。
社会からの見られ方
1つ目に、落合さんの向かう方向と社会からの見られ方という点。
落合さんはメディアアーティストとか、大学教授とか、会社の代表とか、色々やられている訳ですが、なんでそんなに色々できるんですかという質問に対して、
「自分はそんなに色々やっているつもりはなくて、『メディアを用いて人間の可能性を拡張したいだけ』(確かそんなこと言ってた)です。ただ、その成果物が社会にアートとして見られればアーティストに見られるし、商品として見られればビジネスだし、人に伝えれば教育だし、社会が自分の肩書をつけているだけ」と
面白いなぁと思いました。
本人はやりたい事をただひたすらやっているだけなのに、社会はそれをうまく定義できなくて、成果物の捉え方によってその人の呼び方まで変えてしまうんだなぁと
海外はそこら辺定義するのがすごく上手いなと思っていて、既存の単語の組み合わせであったりとか、スラングであったりとか、新しい単語であったりとかでうまく表現しますよね。
別にそれに対して良いとか悪いとかじゃなくて、すごく日本人らしい落合さんの捉え方だなあと思ってました。
また、とにかく価値のあるものはどこでも価値を発揮するんだなと、当たり前のことを思ってました笑
エンジニア像
2つ目は将来のエンジニア像について
講演の中で、若手エンジニアに言っていたこととしては、「金に余裕があるなら、騙されたと思って博士号を取っておけ」(学生さんもいたので)ということと「日常会話レベルの英語はできるようになっておけ」ということです
博士号に関しては、とにかく今後社会は尖ったエンジニアを欲しがる。汎用的なスキルや流行のスキルはすぐに技術が進歩されるので、ちょっと外れた分野で尖った、くさやみたいなクサイエンジニアが欲しい
英語に関しては、英語の論文を読めるとかそういうレベルではなくて、隣にいるアメリカ人に英語でパッとものを頼めるレベル感、それができないとかなり厳しいみたいなことを言ってました。
どちらも日常でかなり感じることだなあと思います。
特に英語に関しては、出来るだけで動けるフィールドが全然変わってくると思うから、これから頑張ろ。
半端じゃない活動量
3つ目が1番印象に残っているんですが、落合さんの活動量です
落合さんってすごいじゃないですか、
展覧会やったり、ニュース出たり、大学教授やったり、会社回したり、色々やってるんで
それでいて、ガツガツ、ギラギラしている感じが全然ないじゃないすか
いわゆるベンチャーの社長みたいなゴリマッチョで、目力半端なくて、声が野太くてデカくて、座右の銘は「やればできる」みたいな印象って落合さんに全然無いと思うんですよ。
どちらかというと、さらっとしていて、落ち着いていて、声小さくて、平気で「今日だるいなー」とか言うけど、頭メチャクチャ切れるっていうイメージだったんすよ
いわゆる天才ってこういう人のことを言うんだろうなっていう
ただ、その印象がひっくり返ったのが、落合さんの活動量の話で、
落合さんは14歳の時から手帳に30分単位で予定を詰め込んでいたそうです。
それは他の人との約束もあるとは思うんですが、それ以外に自分の目標に対しての努力の時間も全てスケジューリングしてたそうです。
それが今の年齢になっても活きていて、
「とにかく時間を開けないように予定を詰め込んでいる」「一週間が168時間あるなら、140時間は仕事をするように心がけている」とのこと
半端ないっすよね…
落合さんのパフォーマンスの高さは才能とかじゃなくて、圧倒的な行動力からきてるんだなと思いました。
(自頭の良さもあるとは思いますが笑)
会の終わりには全参加者に向けて
「とにかくこの1週間、1ヶ月、1年で成し遂げる事を決めなさい、そしてこれからのスケジュール帳にそれをやる時間を書きなさい」
というメッセージで締め括りました。
出て良かったなと素直に思えるイベントでした。(無料だし)
落合さんの話の4割ぐらいは難しくて早くて訳わかんなかったけど、落合さんの化け物みたいなイメージが払拭できて、1つの遠い遠い目標として、確立できたのが今回の収穫かなと思います。
2019年も早いもので、あと2ヶ月となってしまいましたが、この2ヶ月の中でも奮起して成果物上げていこうと思います。イベントの中で落合さんが「エンジニアにはポートフォリオメチャクチャ大事」って言ってたしね笑