見出し画像

Z世代は100歳まで生きられる⁉

みなさんこんにちは!10INC.の村井です。
弊社は今年2月から自社のオンラインコミュニティ調査ツール「MindSquare」を活用して、常設オンラインコミュニティ「toiro cafe」を運営しています。

「toiro cafe」では、週1回2、3個のお題を公開し、1週間の期限内に各々好きなタイミングでお題に回答しながら、自分や他者を知るSNSとはまた違った新たなコミュニケーションの場となっています。
現在は、一都三県在住のZ世代50名ほどが参加していますが、ゆくゆくは他世代もお呼びしてミニ日本を形成する計画でいます。

今回は、下記3つのテーマから「Z世代の健康意識」について考察したのでご紹介いたします。

①2024年2月21日~2月27日実施
「気がついたらやってる、わたしの食生活事情」
日々の食生活についての調査(サンプル数:46s)

②2024年5月15日~5月21日実施
「お酒は飲んでも飲まれるな」
飲酒についての意識調査(サンプル数:54s)

③2024年5月22日~5月28日
「令和のタバコ事情」
喫煙についての意識調査(サンプル数:54s)


Z世代の食生活は?

食生活は、健康に生活する上で大切な要素です。
「昼ごはんや夜ごはんで意識して食べているもの」を自由記述式で回答頂き、各回答を下記の3つに分類分けした結果がこちらです。

約80%が「健康を意識して食べるようにしている食品がある」と回答しており、Z世代の健康に対する意識の高さに驚きです。

さらに健康の為に意識して食べるようにしている食品の内訳は下記のとおりです。複数品目を回答している方もいます。

スーパーの生鮮食料品や外食チェーンの値上げなどが相次ぐ中、野菜を意識的に食べている人が19人もいました。2番目に選ばれている納豆はリーズナブルに栄養を摂取できるので、金銭的に不安を抱えるZ世代に人気なのも納得です。

Z世代の嗜好品事情

次にZ世代の嗜好品事情について見ていきます。
適量であれば酒は百薬の長と言われることもありますが、飲み過ぎると肝臓に悪影響を与えます。タバコも同様に、吸い過ぎると肺ガンのリスクが高まることが知られています。コロナの影響で飲み会の頻度が減り、禁煙のお店も増えている現在、Z世代はお酒やタバコとどのように付き合っているのでしょうか?

飲酒の頻度について

まずは飲酒頻度について見てみます。

75%が週に1回以下となっており、健康的に嗜んでいます。最近では、アサヒビールが、スマドリ(スマートドリンキングの略称)というCMの中で若年層に対してソフトドリンクでの飲み会の参加を促しており、若年層にとって飲酒が昔より身近なものではなくなっていることが分かります。
実際、「お酒は自身にとってどのようなものか」を聴取してみると、「友達と楽しい時間を過ごせる道具。」など、コミュニケーションを促進させるものという内容の回答が多くお酒自体ではなく、お酒の場に価値を感じています。余談ですが、橋本環奈と吉沢亮をCMに起用している「アサヒスーパードライ ドライクリスタル」は従来のビールよりもアルコール度数が低いことが若年層やライトユーザーに刺さり、売れ行きも1週間で100万箱を突破するなど好調のようです。このことも適度にお酒を嗜むZ世代のニーズを示しています。

喫煙経験について

次に喫煙経験について見ていきます。

80%の方がタバコを吸った経験がなく、「今は吸っていない」まで含めると90%に上ります。
喫煙し始める理由の一つとして周囲から勧められることが挙げられますが、タバコの値上げや喫煙所の減少、喫煙の健康への影響により喫煙者が減り、喫煙し始めるきっかけを失っているのかもしれません。
 
そして、今後の喫煙意向についてZ世代は次のように回答しました。

健康被害が無いと仮定すると「全く吸いたくない」と喫煙に対して強い拒否反応を示す回答が減り、「吸いたい」という回答が増加しています。ドラマやアニメなどの喫煙するキャラクターからタバコへの関心を持っているが、健康への悪影響を懸念して手を出していない人もいそうです。

まとめ

今回の調査を通じて、次の3つの理由からZ世代の健康意識の高さがわかりました。

・約80%が健康を意識して食べるようにしている食品があること。
・お酒はコミュニケーションツールの一つとして嗜んでいること。
・健康への悪影響を気にして喫煙を控えていること。 

高齢者の悩みで一番多いのが健康への不安という記事を読んだことがありますが、健康でいたいという気持ちは老若男女問わないということですね。自身の食生活を振り返ると健康を意識した食品とは無縁だったので、Z世代の意識の高さには驚かされました。昨今、人生100年時代なんて言われて久しいですが、喫煙や飲酒の頻度が今と比べ物にならないくらい高かった昭和世代ですら平均寿命が男女ともに80歳を超えているので、健康志向なZ世代はより長生きしそうです。

■最後に

今後もこのような感じで「toiro cafe」の投稿結果を少しずつ公開していきますので、ご興味がある方も、そうでない方も気晴らしくらいのノリで楽しんで見ていただけたら嬉しいです。

本調査結果を転載される場合は、「10inc調べ- https://10inc.co.jp/」と併記をお願いいたします。調査結果の詳細は、下記URLから無料登録をしていただくと閲覧可能です。

また、法人の皆様は常設コミュニティ「toiro cafe」に無料でご登録いただけます。コミュニティ内での調査を閲覧することが可能ですのでビジネスに還元いただければ幸いです。さらに有料プランでは「toiro cafe」にてアンケートを出題できます。

○無料登録:https://forms.gle/ndGHy5QhKWG8pg4L9

10Inc.は、ヒトの感情と行動を深く観察し分析をするコンサルタントやインナー/アウターブランディングの知見が深いコンサルタントとデザイナーが在籍しております。マーケティング&リサーチ×デザインの課題探索や構築することをご検討する際は、是非お問い合わせください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?