コロナが憎い
一昨日、義理のお爺さんが亡くなったんです。
自分の婆ちゃんと、30年近く連れ添ったお爺さん。籍は入れていないけど、夫婦だった。
喧嘩して愚痴ばっかり言ってた婆ちゃんだけど、実は好きだったろう。
それは突然に
今年の夏、お爺さんは畑に農薬の散布をしていた。
翌日、容態がおかしくなり病院へ。
農薬を吸い込んだことが原因の肺炎と診断。そこから回復することなく、亡くなった。
コロナではないけど、病院へのお見舞いは制限されていて会いに行けない状況。
先週具合が悪くなり、家族が呼ばれた。
お爺さんの息子、娘、婆ちゃんの順で婆ちゃんは日曜に会うはずだった。
でも、日曜に会いに行く前にお爺さんは力尽きてしまった。
悲しいし、可哀想。
婆ちゃんに会えなかったお爺さん。
お爺さんが待っててくれなかった、と言って泣いた婆ちゃん。
コロナになった訳ではないけど、危篤でも付き添えない。コロナじゃなかったら、泊まりこんで手を握って看取ってあげられたかもしれない。
悲しい。
肺炎は怖い
夏に名古屋に帰った段階では、お爺さんは婆ちゃんと電話もしていて平気そうだったらしい。
一時は回復したようにも思えた。2人は、大丈夫だから、と互いを励ましあった。
しかし老人の肺は回復することは難しい。これは若くてもそうだと思う。
これによって直接的にコロナではなくても、やっぱりコロナ=肺炎は怖いと感じた。
2人でのんびり暮らしていた広い家は、どうなるんだろう。
婆ちゃんは家から追い出されてしまうんだろうか。
2人で暮らしていた家なのに。畑も2人で育ててたのに。
どうなるんだろう。
おわりに
今回のことで、人は本当に突然いなくなってしまうんだなと実感。年末は必ず帰ろう。
コロナに対しても、対策をしすぎて大切なことを見失わないようにしよう。
飲食は黙食をして、話すときはマスクをつけて話そう。
そうすれば、大切な人の死に目に逢える可能性が上がるかもしれない。
自分は、この先も徹底する。
飲みに行ってる人たち、遊びに行く人たち、大声でマスクもせず話して、当事者意識が無さすぎる。
自分の家族や恋人が危篤になって逢えなかったら、どう思う?
1人でも公共の場でのマスクや黙食を実践してくれる人が増えることを願う。
出かけるなとは誰も言っていない。
自分が感染していてウイルスを口の中に持っているかもと思って生活してほしい。