![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/118656017/rectangle_large_type_2_308dce37a29ac4641683446e867942ba.png?width=1200)
【猫民話】勘七猫塚3/4
前回のお話
最初から読む
【本文】
勘七も驚き、大急ぎで所沢へ戻りました。家へ着くと、およしが愛想良く出迎えました。勘七はいきなりドスに手を 掛け「お前はおよしではなく猫だろう。何の恨があって、家にいるんだ。」とどなりつけました。
![](https://assets.st-note.com/img/1697047060022-RwF9fCMs3P.png?width=1200)
およしは、決してそんなことは無いと言い張りましたが、常次郎も共に責めたので、遂に正体を現し
![](https://assets.st-note.com/img/1697047183096-vth8Gcswtq.png?width=1200)
「私は、およしさんに助けられた猫です。おかみさんは、とうに亡くなりましたが、そのご恩が忘れられず、 私がなり代わって勘七さんに尽くしてきました。しかし、正体を見破られた以上はここには居られません。覗き見をした 常さんには、七日の中にきっとこのお返しをしますから。」と言って姿を消してしまった。
次のお話
出典