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文学フリマ東京39(12月1日)頒布予定の官能アンソロジー『Cocktails』の掲載作品紹介『塩対応の汐井さんは俺の牝犬』

さて、8人の作家がシェイカーを振って競艶する、カクテルがテーマの官能アンソロジー『Cocktails』掲載作品のご紹介、第六弾です。

第一弾『堕ちぬ天使の夢を見る』の作品紹介はこちら

第二弾『ラストリゾート』の作品紹介はこちら

第三弾『祭りのあと』の作品紹介はこちら

第四弾『オレ様の酒で名モナき嘘に酔え』の作品紹介はこちら

第五弾『夢なんていらないから』の作品紹介はこちら

この『Cocktails』は文学フリマ東京39(12月1日開催)にて頒布されます。また、Kindle電子書籍にもなります。

文学フリマ東京39の概要はこちら

主催者明星さんのブースの詳細はこちら

キンドル電子書籍のページ(12月1日発売、予約受付中)はこちら

本日は、高宮零司作『塩対応の汐井さんは俺の牝犬いぬ』をご紹介させていただきます。

 『塩対応の汐井さんは俺の牝犬いぬ』by 高宮零司
 
 汐井麗華は勤務先の営業部からシステム開発部に転属させられ、慣れない業務にストレスを溜め込んでいた。普段から同僚に冷たい態度を取る事の多い彼女は「塩対応の汐井主任」と呼ばれている。容姿とスタイルに恵まれているにも関わらず、彼女は同僚から煙たがられて職場内で孤立していた。
 そんな彼女とは対照的に残業が当たり前の部署で毎日のように定時退社する男がいた。彼女より一回り以上年上の男の名は佐藤幸作。佐藤の事が妙に癇に障った彼女はさっさと退社する彼に文句を言うようになる。それと同時に佐藤の事を意識するようになり、彼女しか残っていない深夜のオフィス、佐藤の席で自慰行為に及ぶようになる――これはストレス解消だからと自分に言い聞かせながら。そんなある日、何度目かの行為の最中に彼女は後ろから声をかけられる。そこに居たのは定時退社したはずの佐藤であった。その顔には人の良さそうないつもの仮面はなく、野獣のようにギラついた瞳が光っていた……今、淫らな夜の宴が始まる。

というわけで、次の作品紹介もお楽しみに!

※ 作家様の敬称は省略させていただいております。


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