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言葉は、ドラマ

表現って、楽しいと思います。
言葉による表現では、他の国の言語で表現してみると、日本語とはまた違ったニュアンスが表現できて、面白いです。


僕が参加している部活で「おむすびアート部」という部活があります。
部長さんからお題が出ていたので、チャレンジしてみました。

映画『グレイテスト・ショーマン』の挿入歌「This is Me」を翻訳してみようというものです。

I am not a stranger to the dark
Hide away, they say
'Cause we don't want your broken parts
I've learned to be ashamed of all my scars
Run away, they say
No one'll love you as you are


この歌の面白いところは、そのままの私を認めるようになるまでがストーリーになっているところなんですね。

そのストーリーの始まりは

“I’m not a stranger to the dark”

“stranger” は「見知らぬ人、よそ者」、”dark” は「暗い」という意味ですが、この文はどんな意味になるでしょうか?

ストーリーの始まりを考えてみてください〜♪

おむすびアート部@エネルゲイア 2023.9.19,26


英語の翻訳なんて、もう何年もチャレンジしてないですが、やってみることにしました。

“I’m not a stranger to the dark”
ってセンテンスは、二重否定のような構造ですかね。
”私は、暗闇の世界をよく知っている”という意味かなと思いました。

でも、"stranger"を使うことで、不本意なはぐれ者感が漂います。
けして暗闇の世界にいたいわけではないのに、その世界を知らざるを得なかった、というような。
その裏には、I`m a stranger to the brightという対比が含まれているようにも思えます。

ここが、面白いです。

“I’m not a stranger to the dark”

この一文だけで、複雑で階層的なバックグラウンドが想起されます。



さらに、序盤は、まだ、scarsを含めた自己の肯定ができてない状態が伺えます。
周りからも受け入れられていない。
自分で自分を受け入れられてもいない。

この世界には、自分の居場所がどこにもないんじゃないか。



この序章からのクライマックスが、

"THIS IS ME"

なのです。

これが、わたしなんだ!と、胸を張って歌います。


ドラマティックですね。


This is Me を聴きたい方は、こちらからどうぞ。



おむすびアート部は、こちら
(エネルゲイアのアカウントが必要かもしれません)


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