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安心と効率を得られるタスク管理ツールの「オープンリスト」
オープンリストとは、クローズドリストと、対(つい)になって使われるものです。
いくらでもタスクを追加できるのが、オープンリスト。
今日やると決めたタスク以上には追加しないのが、クローズドリストです。
今回の記事では、タスク管理において、オープンリストがもたらしてくれる安心と効率について、書きたいと思います。
安心と効率は、自分にとっての優先順位が大きく関係してきます。
多くの人は、次に何をやろうか決めるときに、「何をすれば自分にとっていいか」を基準に選んでいると思います。
いいか、悪いか。
それはつまり、優先順位がある、ということです。
優先順位をつけながら、次の行動を選んでいくというのは、とても自然なことだし、正しいことだと思います。
問題は、その優先順位が、心の底から望んでいるものなのかどうか、ということです。
心の声はとても小さいものなので、いつも「わたしは、何を最も大事にしているんだろう」と問いかけ、掘り起こしていないと、あっという間に外側の声にかき消されてしまいます。
心の底から望んでいることを、優先する。
それは、安心感を得るために欠かせないことです。
スティーブン・R・コヴィ『7つの習慣』では、
内側の声を、言語化して、ミッションを文章(ステートメント)化して、書いておくことが、勧められています。
ミッション・ステートメントと一致する目標やタスクが、最優先ということになります。
ただでさえ小さい声なので、言語化することが、とても助けになるのです。
一方で、日常生活は、自分のやりたいことばかりで埋められるものではありません。
不本意ながら、やらざるを得ないこともけっこうあるものです。
会社勤めをしていれば、それはよく感じることでしょう。
子育てをしていてもまた、痛感することでもあります。
心の声にとっては、砂嵐の中で生活しているようなものです。
心の声を聞こうとしなければ、どんどんと砂が積もって、心の声が聞こえにくくなっていってしまいます。
砂が厚く積もりすぎて、岩盤のようになってしまったら、もう外側の声に従って生きてしまう方が楽なんじゃないかと思うほどです。
内側から聞こえる、大切な声。
日常的に押し寄せてくる、やりたいわけじゃないこと。
これらは、無視していいものではありませんし、すべてをやり切れるものでもありません。
では、どうすればいいかというと、
すべてを受け止めてくれる「オープンリスト」
を使うことになります。
オープンリストは、いつも開かれているリストです。
なにも拒否することは、ありません。
いつでも、やりたいこと、やるべきことを、受け止めてくれます。
いつでも、どれだけでも、タスクを追加してかまわないリスト。
それが、オープンリストです。
人間の脳は、ものごとを整理しておくのは、苦手です。
その代わり、刺激をキャッチすることに長けています。
刺激をキャッチして、記憶と付き合わせ、どうしたらいいかアイデアを膨らませます。
だから、人間の脳には、いつもアイデアが溢れているのです。
アイデアが溢れるというのは、僕はとっても素晴らしいことだと思います。
これぞ、人間。
これぞ、個性。
アイデアは、その人らしさが滲み出ています。
一つも捨てるようなことは、したくないのです。
かといって、覚えておけるかといえば、まず無理です。
そこで、オープンリストの出番です。
すべてを受け止めてくれるオープンリスト。
ここにアイデアを、タスクを、いつでも追加していきましょう。
もちろん、分かっています。
一つのリストに、どんどんとタスクを追加していくと、
タスクがめちゃくちゃ多くなってしまうじゃないか、と。
でも大丈夫です。
大丈夫なんです。
オープンリストは、いくらでも追加できる余白があります。
そして、いつでも明確な優先順位をつけておくことができるからです。
例えば、僕が使っているツールをご紹介します。
メジャーなタスク管理アプリの「Todoist」は、3本の指に入るくらい、使いやすいアプリです。
デジタルツールなので、タスクをいくらでも入れられます。
スマホアプリもあるので、「いつでも、いくらでも入れられる」というのは、とても安心です。
さらにここから、効率的に使っていきます。
たくさん入ってるタスクの優先順位を、あらかじめ決めておくのです。
例えば、50個あるタスクの中から、次に何をしようか決めるのは、しんどいです。時間もかかります。
しかし、あらかじめ優先順位を決めておけば、「最優先グループ」からタスクをチョイスすればいいのです。
優先順位のグループは、Todoistの「プロジェクト機能」を使用します。
![](https://assets.st-note.com/img/1738481163-Q6ebWAj9BFqi5YkdMrpa7otv.png)
無料アカウントでも、5つのプロジェクトが使えます。
ちょうどいい数です。
このプロジェクト機能を利用して、第1から第4優先まで、タスクを振り分けておくのです。
こうすれば、次に何をやろうか選択する時に、「第1優先」グループからタスクをチョイスすればいいことになります。
ちなみに、僕の場合は、優先度グループによって、入れるタスク数を決めています。
第1優先 10個
第2優先 20個
第3優先 30個
です。このように数を決めておかないと、どんどん数が膨らんでしまい、優先度グループを作る意味がなくなってしまうからです。
でも、画像の通り、そこまで絞り込むのは、けっこう難しいですね、はい。
それでも、何にも順位がついてない膨大なタスクリストから選ぶよりは、ずいぶんと効率的になります。
このように使うことで、オープンリストは、安心と効率を兼ね備えたタスク管理ツールになるので、使ってみてくださいね。
↓無料で使えます。