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ピーターラビットのゆかりの地

ビアトリクス・ポター協会の会合で、ロンドンに滞在していました。
今回のメインイベント、カムフィールドに行ってきました。ビアトリクス・ポターの『ピーター・ラビットのおはなし』に出てくる扉がそこにあります。

https://www.amazon.co.jp/小学館世界J文学館-ピーター・ラビットのおはなし-ビアトリクス・ポター-ebook/dp/B0BVM57W8L

セント・パンクラス駅近くで会員の皆さんと待ち合わせ。
私は地図で場所も確認していて10時半には到着していたのに場所を間違え、慌てて約束の場所付近についたのだけど、誰も見当たらずどんどん不安に…。
うろうろしていると、前日にお会いしたイタリアの会員が私を見つけてくれ合流。
「他の人たちはどこなんだろう」とふたりでキョロキョロ。念の為会員の一人にメッセンジャーで連絡。するとみんながいる場所の写真を送ってくれました。
こうしてようやくバス停で他の会員とも合流。
現地には昼より少し前に到着。
昼から3時までの滞在で内部から外部の案内をしてもらい、クリームティーを楽しむというスケジュール。
バスの中では自己紹介やら、ボローニャブックフェアのことが話題に。
会員には図書館や書籍関係者が多かったです。

目的地カムフィールド・プレイスというところは、こんなところです。

ここは長年行きたくて夢に見ていた場所で、
ピーターラビットの作者、ビアトリクス・ポターの祖父母の住まいだったところです。ビアトリクスが、ピーターラビットや妖精のキャラバンの挿絵に使った場所がここにあるのです。

ここはポターのお祖父さんが建てたお屋敷で、都心から向かう場合は車でないと難しく、しかも内部の撮影が限られている場所です。
普段も厳重に管理されていて予約をし、ようやく中に入れるというシステムです。

祖父母が亡くなられた後は、最終的にバーバラ・カートランドという恋愛小説家が暮らしていた家でした。

つまり、ここは、1980年代、日本でも恋愛小説が大流行したあの頃、バーバラのゆかりの地でもあります。
バーバラの作品で胸がキュンキュンした人もいると思います。

そしてポター、そしてバーバラとのつながり以外に、ダイアナ妃ともゆかりがあることはご存知ですか?

(バーバラの娘が、ダイアナ妃のお父さんと再婚しているのです。昨日、バーバラのお孫さんから直接、事実だと伺いました。)

内部の写真は、ビアトリクスが泊まっていた部屋は、そのままです。


ビアトリクス・ポターの部屋 そのままの状態で残っています

そしてピーターラビットに登場するあの扉も!

バーバラが着ていたお気に入りのドレスはこんな感じ。

バーバラ・カートランドのお気に入りのコーディネート

ただ、なぜなんでしょう?

私は行く先々でトイレのドアが開かなくなるという事件に見舞われます。
去年は、ポターが支えた湖水地方のトイレで。
昨日は、カムフィールドプレイスのトイレで。
いつも誰かが救出してくれるのですが、なぜ??
建物が古いのでそれなりに起こり得るのはわかるんですが。
救い出してくれたのは、朝に合流したイタリアの会員でした。

すてきな1日になりました。



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