35,6歳の地図(2023年の日本のプロレス界における)
中嶋勝彦がプロレスリング・ノアを退団するとの報。
N-1連覇、GHCヘビー級ベルトの数度の戴冠、看板選手の1人ということで、かなりの衝撃。
次の行き先は?全日か、新日か、海外か?セカンドキャリアの準備か?(とか言ってたら、ノアの生中継をよくやってる、同じサイバー系列のAbemaでWWEの放送が開始。AEWのトニー・カーンからも言及あり。かと思えば、10.21全日@後楽園の三冠戦後に電撃来場。やはり全日か?)
前田日明からのスカウト受けるも、ほどなくしてリングス崩壊。長州力率いるWJで、男子史上最年少でのデビュー、佐々木健介・北斗晶との擬似親子関係、全日〜ノアを主戦場にして、今年でキャリア20年目、35歳。
潮崎豪とのAXIZ再結成して、まだまだノアで見たいマッチアップもあったのだけど。
そういえば、師匠・健介の新日退団も35,6歳。
ところで、今の日本のマット界、中嶋と同じ1987年度(1987/4/2-1988/4/1)生まれのトップ選手が結構多いので、挙げてみる。
基準は旗艦ベルトの戴冠歴があるかどうか。
SANADA
現IWGP世界ヘビー級チャンプ。
デビュー戦の相手はなんと中嶋。
全日〜W-1と、武藤敬司の後継者待ったなしのところから飛び出して、海外〜大日本プロレスの一騎当千で芳しくない成績だったり、どうなることかと思ったけどいまや。
発信力とか地味と言われてるけど、それはちょっとかわいそうな。
オカダ・カズチカ
やはり今、業界の顔の1人と言えるか。
ずっとIWGPヘビーのベルト戦線にいるけど、テーマがぼんやりしてきているので、そろそろタッグ行ったら?と思う。6人タッグでなくて。
ザック・セイバーJr.
ノアの留学生という立ち位置でありつつ、本国イギリスではいつの間にか米インディー界の超大物AJスタイルズ(現WWE)を破ってたり、昨今はすっかり新日に定着。レスリングテクニックと複雑怪奇な関節技(名前も。オリエンテーリング・ウィズ・ナパーム・デスとか)でキャラを確立。何気にニュージャパンカップ2度制覇しており、現在初代NJPWワールド認定チャンプ。ノアファンには小川良成の一番弟子的に見られている面も大きいかも。その視点でいくと、TMDKに加入したのはやや違和感もあるが。新日で1番スイングする相手はSANADA。いつかIWGPかけてやってほしいところ。
稲葉大樹
仮にも後期W-1のエースだったわけで、ノアでなかなか浮上できないのに泣いてるファンもいるのでは。N-1での奮闘、これからという時に脳震盪で欠場は惜しかった。征矢学、マサ北宮との新ユニットでハネられるか。
HAYATA
レッスルゲート、大阪プロレス、ダブプロレス、インディー界を転線し、ノアへ。元から実力はあったけど、小川良成と組んだことで更に化けたと言っていいでしょう。一点集中攻撃とか、序盤の展開に厚みが生まれた。今やマジでノアのジュニアヘビーに敵なしの様相だけど、ついにダガが挑戦表明。これはやばいのでは。
吉岡世起
中嶋と同じタイミングで年内休業へ。この2人に関してはノアの母体サイバーファイトが9月決算なのも関係してるのではとも言われてるけど。こちらは休業なので移籍とかはないか。
W-1のクルーザー級シングル最後の保持者にして、GHCジュニアもシングル獲って、全日のシングルリーグでも決勝の岩本煌史戦で激闘繰り広げたり、実績十分なので休業明けにはもうひと段階ブレイクしてほしい。
入江茂弘
DDTが生んだスターというと、1981年生まれの飯伏幸太と1995年生まれの竹下幸之介がいるわけで、入江くんはまさにその間。たまにGLEATには出てるものの、これからはずっと欧州巡り??まだ#STRONGHEARTSには所属扱いみたい。プロフィールは天龍プロジェクトのサイトが1番見やすかったので貼った。
児玉裕輔
TAJIRIが自分が教えた中で天才だと思ったという2人のうちの1人(もう1人はKUSHIDA、とのこと)
W-1では吉岡と並びクルーザーのトップ戦線だったものの、W-1崩壊後は、全日でアジアタッグ持ってた以外はサポートにまわることが多い。最近は全日、天龍プロジェクトとVamostarにポツポツ出てるくらいでもったいないからどこかフル参戦してほしい。
それにしてもレッスルワンのホームページがまだ生きてるのは凄い。
ちょっとびっくりしたけど、この年代、デビュー年は勿論バラバラだけど、誰1人として1つの団体に所属し続けていない。
彼らの19、20歳前後が暗黒時代だったのもあるか?