佳曲Barrytown〜初期スティーリー・ダンのコードづかいの一端。
スティーリー・ダンというと、”Aja”や”Gaucho”といった有名アルバムの曲群の印象によるものか、複雑なコード進行で〜という枕詞で語られることが多いが、意外に最初期のアルバムはシンプルなコード進行が多い。で、ミドルエイト(大サビ)でちょっとひねったりする。
3rdアルバム“Pretzel Logic”収録のBarrytownなんかもその一例と言える。
主なコード進行はざっとこんな感じ。
雑な言い方すると普通のロックっぽいというか。
キーはA。
A Bm7 D E A
A Bm7 D E A
F#m C#m D C#m Bm7 Bm/E
A Bm7 D C#m Bm7 D C#m Bm7
F#m E D C#m Bm7 Bm/E A
で、ミドルエイトだけFに転調した風になり、ひねった雰囲気になる。
F Am Bbmaj9
F Am Bbmaj9
Pretzel Logicの邦題「さわやか革命」は本曲とAny major dude will tell youのイメージだけでつけられたのではと勘ぐっているくらい、爽やかな佳曲。
ベン・フォールズ・ファイブのカバーも微笑ましくて必聴(レターマンショーか何かでの演奏動画消されてるみたいでショック。ロバート大活躍だったのに。)