秋山準の三大秒殺名勝負+1
ビッグマッチでの、いわゆる秒殺ってそうそうない。3つ以上挙げられるのって、まあパンクラス勢除いたら秋山準(全日本プロレス〜プロレスリング・ノア〜全日本プロレス〜DDT)くらいでしょう。
2000.3.26 愛知県体育館
チャンピオンカーニバル1回戦 秋山準vs大森隆男
そう、チャンピオンカーニバル、この年だけトーナメントだった。奇襲、後ろから前からのアックスボンバーで7秒決着。間違いなく大森の出世試合。四天王に混じり華々しく活躍する同い年の同期、秋山の影に隠れ続けた大森は高山善廣とのノーフィアー結成、アックスボンバー会得によりようやくブレイクしたものの、まだシングルでの実績はなし。このチャンピオンカーニバル、アックスボンバーが猛威を振るい、秋山戦を皮切りにスティーヴ・ウィリアムスからも金星奪取、最終的に決勝までたどり着くことになる。
日テレアーカイ部に試合前インタビューから映像あり。
2002.4.7 有明コロシアム
GHCヘビー級選手権 秋山準vs小川良成
今年デビュー40年目にして電撃引退した小川(G1優勝直後のザック・セイバーJr.、N1優勝直後の清宮海斗がそれぞれ試合後のマイクで真っ先に小川への感謝を口にしたのは記憶に新しい)。長い不遇の時代を経て、ようやっとメイン戦線に顔を出し始めたのは全日本プロレス時代1998年の秋山との連戦が発端だった。2000年、小川秋山共にプロレスリング・ノア旗揚げへの参加。そしてこのタイトルマッチ。4の字ジャックナイフ、スクールボーイ、首固め。七色の丸め込み。「約束通り5分で終わらせました」
拳王チャンネルと日本テレビのコラボ映像で観よう。
2012.8.26 大田区総合体育館
三冠ヘビー級選手権 秋山準vs船木誠勝
秒殺!だが濃い濃い濃い。緊張感。
前年11月、諏訪魔戦との激戦、忘れ物を取り戻しに来たかのような三冠奪取に泣いた。大森との奇跡の同期対決から武藤敬司突破、凄まじい防衛ロードの果てに10年、20年前にはとても交わると思えなかった船木戦が待っていたとは。GAORAチャンネルに映像あり。
再戦となった2013年のチャンピオンカーニバル公式戦もスリリングな短期決戦で手に汗握った。IMPホールが燃えたね。観戦に来てたジャンボ鶴田ジュニアを目撃したのも覚えてる。
…プラスワンはこれ!
1999.6.11 日本武道館
秋山準vsジョニー・エース
場外戦で大荒れのハイスパートの展開の中、ムーブメント結成で勢いがあるエースから珍しいウラカンラナで3カウント。
映像には入ってないけど、「みんな早く三冠戦見たかったでしょ」というコメントが粋すぎた(この日のメインは三冠ヘビー級選手権三沢vs小橋。同カード、何回目かの東スポの年間ベストバウト)。個人的には生観戦した思い出深い日。
秋山の意外な秒殺試合の多さ。語りつぎたくなる試合の多さ。
さて12.28DDT両国、vs納谷幸男(大鵬4世!)はどうなるのか。