ロック・ポップスのインストカバーの楽しさ(部活動編)
The Yellow Monkeyのボーカリスト吉井和哉は、病床の祖母にオルゴールアレンジされた自曲を聴かせたという。自伝「失われた愛を求めて」に書いていた。イエモンのハードな演奏でなく、オルゴールの優しい音色で、と。
インストゥルメンタルやオリジナルと異なる楽器でのカバーはその曲のポテンシャルを引き出したり、新しい聴き方を教えてくれることが多々ある。
で、色々見てたら、部活動の演奏で面白いものをたくさん発見。
武生商業高校吹奏楽部コントラバス二重奏 - 21世紀の精神異常者
キング・クリムゾンのデビュー作から。2本の弦バスで心地良い重々しさ。
同曲にはこんなカバーも。
SIT Band-札幌国際情報高校吹奏楽部 - 21世紀のスキッツォイド・マン
まるでミュージカル音楽のよう。こんなに楽しくなるとは…。
東海大付属高輪台高等学校吹奏楽部 - ディープ・パープル・メドレー
歌、というかギターリフのブラスとの相性の良さ。
大阪府立淀川工科高等学校吹奏楽部 - カーペンターズ・フォーエバー
最高の歌メロ、ひたすらドラマチック。
Naugatuck High School Percussion Ensemble - Guyute
木琴や鉄琴、パーカッション等での合奏。まず絵面が圧巻。他にもPhishの曲やってるけど、要は顧問の趣味らしい。
部活動ではないけど、これも載せたい。
KIRIKU Handbell Ensemble - Tarkus
ハンドベルのタルカス。オリジナルはエマーソン・レイク&パーマー。
バンドとかやるってのは、部活動とか、そういう熱さや気質が苦手だからという人は多そうだけど、こういうふうにアレンジされ、プレイされて世界が広がるのは悪くはない。
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