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女子大生が介助犬協会に行った時の話

こんにちは

皆さん”働く犬”ってどう感じていますか?

正直、幼い頃は「人の為に仕事をし続けるなんて可哀想。」と思ったこともありました。

しかし、以前も書いたとおり、私は動物がテーマの映画や本が大好きで、その中には盲導犬、警察犬、アニマルセラピー犬が題材になっている作品がありました。作品に触れてく中で気付いたことは、犬も喜んで人と居る、仕事をしているということでした。

確かに、犬によってはお仕事が性格に合わない場合もあります。そんな時は訓練士の方が一頭一頭の適性を見定めて、犬のキャリアを変更します。

今回は近所に介助犬協会があるので、そこでのお話を紹介します。

介助犬とは..?

盲導犬をご存知の方は多いと思いますが、介助犬と聞いてハテナが出てくる方、多いと思います。

介助犬とは手や足が不自由な方の生活をサポートする犬のことです。介助犬は使用者の障害に合わせて訓練されているので、一頭ずつお仕事が違うのが特徴です。そして盲導犬と違うのは頭数で、全国で活動しているのはわずか65頭です。(2019年4月1日時点)

私は今回、介助犬協会にてパピーウォーカーさん募集のお話とキャリアチェンジ犬の里親さん募集のお話を伺ってきました。

パピーウォーカーという言葉は聞いたことがあるかも知れません。これは初来介助犬になる予定の犬を、約1年間大切に育てていくボランティアさんです。

キャリアチェンジ犬というのは、介助犬の訓練を行う過程で、様々な理由から介助犬としては向いていないと判断された犬のことです。そのキャリアチェンジ犬の中から、家庭犬として飼育してもらうことが最適であると判断された犬たちは、キャリアチェンジ犬里親ボランティアさんに譲渡しているそうです。

運営は大丈夫なのか...お金はどこから...?

ここで気になってくるのは金銭面です。上記にもボランティアというワードが幾度も出ましたが、介助犬を育てていくにはボランティアさん、寄付や募金が必須のようです。

その理由としては、介助犬一頭が認定された際に、国と自治体からの助成金は150 万円です。介助犬一頭の育成、認定、実働、引退の間、育成団体にかかる費用をはるかに超えてしまいます。また、全ての犬が介助犬になれるわけではないので、多額の費用が必要になってきます。

そいったところから、介助犬協会は介助犬には向いていないと判断された犬の中から、広報担当のPR犬を育成し、路上やイベントなどで頻繁に広報、募金活動をされています。

今回お話を伺って感じたこと

今よりももっと、人と犬、人と動物が共生できる社会になって欲しいと思いました。確かに動物が嫌いな方いると思いますし、それはそれで良いと思っています。

私が気になっているのは、コロナ禍でのペットブームで犬や猫を飼う人が増え、同時に保健所に手放す人も増えているということ。

また、盲導犬協会も当てはまるかも知れませんが、仕事のほとんどをボランティアさんで賄うなど、少ない資金でやり繰りしている状況が続けば、介助犬文化がこれ以上に広まるのだろうかと不安に思います...

私はアニマルセラピーという動物介在療法の資格を持っています。動物の存在、暖かさで人の心を癒し精神的な回復に導いていく方法です。

確かに今の時代、犬ではなくてもロボットや機械が障害を持たれている方を助けることも多いです。ですが、生身の動物だからこそ当事者の心の支えになる効果もあると思います。

終わりに

今回はいつもより少し真面目なnoteになってしまいましたが、私もできることから動いてみたいと思います。🐕

今回もご一読いただき有難うございました。


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