どうも、108Hassiumです。
今回は$${(x^4+2x^2y^2+y^4+a,4x^3y-4xy^3+b)}$$に関するフラクタル図形をお届けします。
(x^4+2x^2y^2+y^4+a,4x^3y-4xy^3+b)
大した特徴のない、普通(?)の非正則関数のマンデルブロ集合です。
ジュリア集合は4回回転対称で、更に$${(x^2-xy+a,y^2+xy+b)}$$と同じように22.5度傾いた対称軸を2本持つようです。
※☟$${(x^2-xy+a,y^2+xy+b)}$$の記事
$${b=0}$$の場合、ジュリア集合は8回回転対称になるようです。
ちなみに$${(2x-\frac{x^3}{6}-y^2+a,2y-\frac{x^2y}{2}+b)}$$のジュリア集合にも似たような形のものがありましたが、何か関係があるのかは不明です。
※☟$${(2x-\frac{x^3}{6}-y^2+a,2y-\frac{x^2y}{2}+b)}$$の記事
2種類の吸引サイクルが混在するジュリア集合です。
3種類の吸引サイクルが混在するジュリア集合です。
いつものです。
周期サイクルと非周期サイクルが混在するジュリア集合です。
(x^4-2x^2y^2+y^4+a,4x^3y+4xy^3+b)
$${(x^4\pm 2x^2y^2+y^4,4x^3y\mp 4xy^3)}$$という関数は、$${(x^2-y^2,2xy)}$$と$${(x^2+y^2,2xy)}$$の合成関数です。(符号の違いは合成順序の違いに対応しています)
$${(x^2-y^2,2xy)}$$と$${(x^2+y^2,2xy)}$$はそれぞれ複素数と分解型複素数における$${z^2}$$の式なので、$${(x^4\pm 2x^2y^2+y^4+a,4x^3y\mp 4xy^3+b)}$$という関数は「複素数と分解型複素数が混ざった$${z^4+c}$$」みたいな感じに解釈できそうです。
ジュリア集合は点対称かつ45度傾いた対称軸を持つようです。
$${(x^4+2x^2y^2+y^4+a,4x^3y-4xy^3+b)}$$もそうでしたが、あまり「複素数と分解型複素数が混ざった関数」という感じはしない見た目です。
$${b=0}$$の場合、ジュリア集合は4回回転対称になるようです。
アレです。
周期サイクルと非周期サイクルが混在するジュリア集合です。