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カラーネガ薬剤作り

まず、カラーネガの現像処理には、富士のCN-16処理、コダックなどのC-41処理とゆう現像処理の2種類があります。カラーネガフィルムの現像は、ほぼ統一された規格に基づいています。 それが一般に「C-41」と呼ばれる現像処理ですが、富士のCN-16と相互に処理を変えても、ほぼ同じです(厳密には若干違いますが)ほぼ同じ仕上がりになりますので沼にはまらない限りは気にする必要はあまりありません。他にC-41Bとゆう定着時間を短くして水洗の代わりに安定剤3浴で済ますやり方がありますが、安定剤師のものがC-41とは違いますので、ここでは基本形の発色現像、漂白、水洗、定着、水洗の方法で書かせて頂きます。カラーネガ自家現像(機材・薬剤)で安定剤と書きましたが、師のご教授で必要なしとのご指摘を頂きこれを訂正させて頂き、安定剤の代わりに、モノクロで使用した富士QWを使用する事に変更させて頂きます。ご記載をお許し下さい。

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①まず、発色現像液(オリエンタルカラーCNL-N1R)を作る。

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A・B・C の3液で構成されています。まず水4Lをポリバケツ(私は100均のゴミ箱)に入れます。そこにCNL 1RAを1パック注ぎよく混ぜます。さらにCNL 1RBを1パック注ぎまたまたよくかき混ぜます。そこに更にCNL 1RCを1パック注ぎよくかき混ぜます。これで発色現像液5Lの出来上がりです。使う分(現像タンクの容量)を残し、余った分は保存用のボトル又はペットボトルに移し保管。ただ、正味期限ではないですが保存期間が3か月以上になると、発色が若干ですが弱くなる傾向がありますので、私は、水2LにA~Cを各2分の1にして小分けで使っています。

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②漂白剤 ORIENTAL BAP-2Rは、1液なのでそのまま使用分(現像タンクの容量)のみ使います。

③定着液 フジフィックス、モノクロと同じなので省略させて頂きます。※キッチンでお手軽自家現像(薬剤作り)参照

④停止液 フジ酢酸50%、これもモノクロと同じなので省略させて頂きます。※キッチンでお手軽自家現像(薬剤作り)

⑤安定剤 実は安定剤は使っても使わなくてもあまり影響が無いことが判明致しました。(私の暗室の師である、某プロラボ様からのご教授を頂きました)C-41系の処理工程を見ると、最後に必ず安定剤(スタビライザー)というものが使われています。 また、ミニラボ用薬品を売っているところでも、安定剤が並んでいます。もともと、失われやすい色素を保護するためとか、ネガフィルムにカビが生えないようになど、長期保存性を高めるために使われていた物だそうです。 昔の安定剤にはホルマリンが使われており、今でも自家調合ネタでホルマリン云々という記述を見かけますが、現在のフィルムはそうした意味合いでの保護剤は必要なく、またホルマリンの有効性を疑う声や、環境や人体への負荷を考えてホルマリンは使わないようにしようと言う動きもあるそうです。現在のC-41系処理(C-41B、C-41RAなど)で使用されている安定剤はホルマリンを使っていませんし、そもそも迅速化のために水洗を省いた工程を実現するために用意された薬品であって、旧来の安定剤とは異なるそうです。自家現像において、定着後に水洗するならば安定剤はやはり不要です。 使うなら安定剤より富士のQW+水道水で充分だそうです。どう考えても安いですから、水洗をせずに安定剤を使う理由も見つかりませんね(汗)※富士QWは、キッチンでお手軽自家現像(薬剤作り)参照

以上、次回は現像編になります。

では、素敵な銀塩ライフを


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