フィルム濃度計をポチった件
かつてから仕事を離れたら、是非導入したかったフィルム濃度計。フィルムに最適な、実効感度と最適な現像フィルム。自家現像沼にはまっている皆さんなら、薄々気が付いていると思いますが、フィルムメーカー記載のISO感度と推奨現像時間の違和感(フィルムに記載してある現像データ)。フィルムの最適な濃度やフィルムのISO感度を自分なりの見た目だけで判断していたのだが、これを数値でデータ化し常にベストの現像に近づけたく清水の舞台から飛び降りる思い出購入を決意。国内で中々見つける事が出来なかったが、eBayにて発見!!悩んだあげくポチッてしまいました。
男のロマンは女の不満のごとく、上野にギャラリーカフェをOPENしたての頃、3i株式会社に努める友人がカフェで、ベルゲールを扱ってほしいと、発売直前のBERGGER Pancro400のサンプルを頂いた。現像はD76で記載どおりで試した所、かぶりが結構高くコントラストも見本のしゃしんよりかなり低い。現像が難しいフィルムだと実感。その後、ミクロファイン、SPD、TMAX、Rodinalと色々な現像液、現像時間、撮影時の感度と試したが納得できるフィルムが現像出来ず、行きついた現像液が、ACROSで微粒子現像に使っていたSPUR HRXでそこそこ納得のいく結果が現れた。これを、数字的に検証をしたく、フィルム濃度計Heiland Densitometerの餌食となりました。
まず、BERGGER Pancro400を信頼のおけるNIKON F6君にぶち込み、AF-S NIKKOR 85mm f/1.4Gを装着し、GINICHIのGRY CARDを使い、適正感度のデータフィルムを作成すべく撮影。濃度計で測定し、ゾーンスライドを作成し、標準ISOスタンダードと比較してずれが三分の一段差なので、最適現像時間を割り出しました。
BERGGER Pancro400の標準コントラストの最適現像は現在私が試した中では、ISO500 / SPUR HRX (1+9希釈・最初60秒撹拌後、1分に10秒撹拌で)/ 20℃ 12ふん45秒~13分 となりました。
みなさんも、お勧めのレシピありましたら是非コメント下さい。試して報告させて頂きます。
では、素敵な底なし沼銀塩ライフを