プロを目指している皆様へ
まだ業界で名が通っていない、これから写真を職業にしていきたい方、これから独立しようと考えている方に、ワンポイントアドバイス。新商品の撮影募集でプレゼンのオファーに対して仕事をもぎ取るには、クライアント様の持つ商品イメージ(大手などは絵コンテがある場合もある)をつかんで作品を持ち込むのが上等手段だが、今までの作品と同じ雰囲気の作品では、どんなに完成したクライアントイメージに近い作品を持ち込んだとしても、あなたははねられる。イメージに合わせて自分独自の色を盛り込んだ作品を作らなくては通らない。私の時代はちょこっと技法を変えたり、一ひねりした作品で目を引くことができたが、NETで色々な作品や技法が誰でも見れてしまう現在、小手先の技では目を引くことができない。では、どうしたらよいのか?それは、光の質を変えることで目を引くことが出来ます。
いつも通っている通勤・通学路時間を変えて歩いて見てください。夜明けの瞬間や、夕暮れ時には雨上がりすぐ、いつも通いなれている道や景色なのに、まったく異なる道や景色に感じる時間帯や陽の光に感じる時があるはず。その変化に感動を覚えたなら、その光をスタジオで作ることです。出来た作品は、きっと今までに無い目をひく作品になるでしょう。自分で感じて感動した光を作り作品を作ってみてください。
※スタジオで照明を作るときの注意点 各照明ごとに色温度は微妙に違います。違う色温度の光が混じると光の質が悪く写真の空気感が損なわれますので、各照明を同じ色温度になるように、ゼラチンやフィルターを照明に被せ色温度を合わせてから、カメラの露出、色温度調整を行ってください。ISO感度は出来る限り低めに、絞りはF8以上開けてシャッタースピードは遅いほど光のまわりは良くなります。(因みに、私はスタジオでは1/60前後で撮影しています)シャッタースピードを落とすのは光量ではなくNDフィルターで落としましょう。
では、素敵な写真ライフを
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