起業と大学受験の共通点 〜目的(=WHY?)とビジョンが大事〜
こんにちわ〜。先日ある友人から起業の相談をされて、なんだったら事業投資して手伝って欲しい的な話をされたので、
どんな事業を目指すのか、どうなりたいのか、を聞いたんですが、いまいちぼんやりしてたので、
ちょっとこんな投稿してみます。
これ読んでる方の中には、起業している方も起業したい方も、またまたフリーランスで個人事業主してる人もいると思うのですが、会社で働くことと、独立して働くことの違いで一番大事なことってなんでしょう?
私は、自分で自分の行くべきところを決めるってことだと思っています。
いくら従業員の自主性に任せている会社でも、会社の方針というものがあり、その枠の中でやるべきことを自分で決めるものだと思います。
しかし、起業やフリーランスといった人は、「なんのために独立して、どうなりたいのか」を決めないといけません。
でないと、ただただクライアントの下請けをやって、なんとなくいつもカツカツで忙しくて、
そこそこな感じになってしまいます。なんのために起業独立したのでしょう?通勤電車にのらないため?
なので、私は自分はもちろん周りにも
「WHY」と「ビジョン」をすごく聞きます。
でもどうやって考えればいいのか?なにげに難しいですよね。
お恥ずかしながら、私も長年、ちゃんと自分のビジョンなどをちゃんと作れていませんでした。
しかしこれまでを振り返って一番ビジョナリーな行動ができたのは、大学受験ではないかと思ったので、
それに例えてご紹介します。
(あー、また前振りがどうしても長い)
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時は、高校2年の秋。
神奈川県のわりと偏差値高い進学校で、下から数えた方が早いくらいの成績だった私は、そろそろ受験の準備を始めました。
しかし当時の私は、映画監督になりたいと思っていて、日本の大学に進学することに何も魅力を感じていませんでした。
基本的に何か目的がないと頑張れないタイプなので、日々の成績もここまで悪化していったのですが・・・
とりあえず仲良かった友人と、キレイな年上のお姉さんと知り合いたいという実に不純な動機オンリーで、
綺麗なお姉さんが多そうな上智大学の学祭に遊びに行きます。
初めて訪れた大学のキャンパス。そこで出会った体験は、
中高一貫の男子校でたぶん色々こじらせて鬱屈していた私の人生を変える衝撃的なものでした(おおげさ)
訪れた上智の学祭には、そこかしこに、キレイなお姉さんがたくさんいて、
学内で付き合っているっぽい彼氏と一緒に学祭を楽しんでいる。
うわぁぁぁぁぁなんて楽しそうなんだ!!!!!俺もあの彼氏みたいになりたい!!!!!(絶叫)
と衝撃を受け、一緒に学祭に行った友人と学校の窓から、
「俺たちも上智に行って、綺麗なお姉さんと付き合うぞーーーー!」と叫んで誓い合ったのです(ほんとバカだな)
さて、ここから受験勉強が本格化するわけですが、
多くの受験生は「なんとなく行きたい大学に合格する」が目的になっていて、
大学行ったら「なんとなく楽しいキャンパスライフで青春する」がイメージで、
受験勉強は「とりあえず、やるべき勉強を一生懸命やる」といった方針で
頑張っていたのではないでしょうか?
これでは、遊び盛りの高校生は1年持たないのです(特に私みたいなダメ人間は)
私は早期にキャンパスを見て、クリアなビジョンを持っていました(*当時はビジョンとかは意識してなかったけど)
・目的:上智のような大学に合格する
・ビジョン:上智で、キャンパスで見たような素敵なお姉さんと付き合って青春する
・プロセス:そのために上智に必要な「英語」で圧倒する。配点の低い古典は最低限でいい
といった戦略が決まります。
翌年の2月の試験日から逆算して
・8月までに英語はここまでの偏差値にする
・11月までに英語の勉強はほぼ完成させる
・12月から古典をやる(←遅くね?)
・世界史はある程度40%くらいのパワーで継続
といった方針がざっくり固まりました。
当時の私は成績が悪く、先生から「お前は早慶上智は成績的に無理だから、MARCHを狙え」と言われていました
(*注:MARCH=明治、青学、立教、中央、法政のこと)
しかし私は「上智に行く(というか上智のお姉さんに会う)」という明確なビジョンを持っていました。
MARCHに行ったら、あのキャンパスライフはできない、と思っていました。
つまり、あの時点での私にとって、上智に合格するということは
起業してIPOするくらいのチャレンジだったのです。
一緒に受験勉強してた仲間で志望校に合格しなかったり、浪人した仲間も多くいました。
それはそれぞれの受験だったので良し悪しは全くありませんが、
私はかなり高いハードルを意識していたので、かなり頑張らないといけないと努力しました。
予備校にも通ってたのですが、予備校ってなにげに誘惑の塊なのです。
女子もいるし、楽しい友達もいる。つい遊んでしまった人たちも多く見ました。
しかし私は、
・学校が終わったら予備校に行って授業を受ける
・18時くらいに授業が終わったらコンビニとかで夕飯食べる
・すぐに自習室に入り、21時くらいまで勉強する
・22時半くらいに帰宅
というルーチンを、機械的にやっていました。
そりゃ予備校に通う他校の女子に目が行ったこともありました(というか頻繁)
しかし、「あのキャンパスライフ」というクリアなイメージがあったから
「目の前の女子高生より、未来の上智大生の彼女」というミッションに基づいた行動ができてたのです。
受験勉強というのは格闘技とかのプロスポーツに似ているかもしれません。
試験日=試合日に向けて、しっかり戦略と体を仕上げていくみたいな。
そして、ほぼほぼ計画通りに受験勉強を仕上げて、上智の試験日。
自分でも絶対に1問以外間違えてないと確信持って英語の点数をとり、受験日に合格を確信しました。
そして実際に合格でした。
そう私のビジョンが成し遂げられた瞬間、スタートアップがIPOの鐘を鳴らした瞬間でした。
成績最下位に近かった人間が、ハイ達成できた瞬間なのです。
なぜできたのか、というと
やはりきちんと目標がしっかり視覚化できたというのが大きいと思います。
なんとなく「世界を変える」とか掲げても、起業独立はしんどいことが多く、
挫折する誘惑の方が大きいです。
だからもし成功したらどんな風になっているのか、というクリアなイメージを描けない人は
成功しないのではないか、と考えています。
自分でも成功のイメージが描けないのに、成功を作り上げることなんてできないと。
目指すべき未来を登るゴールは、絶対に計画通りに行かない。
でもそれでも突き抜けていくためには、パッション溢れるようなビジョンが必要。
だから大きな目的とは別に
きちんとそれってどういう状態_?どうなってない?を妄想でも描くことを
大事にしているというお話でした。
ちなみに上智合格という"IPO"後の私ですが、
はい、きちんと”上場ゴール”に陥りましたとさ。
今日のBGM :
Hypa Hypa / Eskimo Callboy
ヨーロッパのバンドらしいのですが、
たまたまYouTubeで見つけて、超ウケる!と思って聴いてます。
最高です。
ハードコア&EDMという新しいアプローチ。
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