MOTHER3 プレイ日記#18 第8章 なにもかも なにもかも(後半)エンディング
『ゲームボーイアドバンス Nintendo Switch Online』で配信されている『MOTHER3』のプレイ日記です。ほぼ初見プレイです!
スクリーンショット込み、既プレイの方向け記事になります。
ぼかしつつもネタバレ盛り盛りなので、プレイ前の方はご注意ください。
いよいよプレイ日記も最終回です。
今回で最後ということで、エンディング後はネタバレ全開の感想をまとめています。初見で読む方はなかなかいないと思いますが、ご注意ください。
先に言っておきます。めっっっっちゃ長いです。
7,000字くらいあるので、お時間がある時に読むことを推奨します。
▼ プレイ日記#17
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第8章 なにもかも なにもかも
前回のあらすじ。
ノーウェア島の全ての住民がニューポークシティに集められ、最後の針が抜かれる瞬間を迎えようとしています。
全ての元凶であるポーキーが待つ、エンパイアポーキービルの100階へ!
ここからまだまだ長いので、100階までの道程は省略してご紹介。
これ、マ~~~~ジで気付かなかったです。
ヨクバ……お前……そうだったんか……言われてみれば確かに一瞬オネエ口調の時あったわ、ドラゴに襲われた時に……あとPSIが使えたのもそういうことか……お前だったのか、ロクリアは。
えっ、これみんなここ来るまでに気付けたんかな??こいつがロクリアじゃねって思うことあった??色々な人のプレイ動画見てみよう。
何がどうなってこうなったのかは知りませんが、そうだったのか……。
でもネズミには優しかったんだね……サルにも優しくしろ~!
本当に、何がどうしてこうなってしまったんだ……悲しいね。
なんですか、これは。
道中でダスターも言っていましたが、本当にくだらない……。
世界の破滅が迫ってる時にこんなことで時間を取られるのも、接待させられるのも、ナンセンス!(ゲーム的には面白かったけど)
ふざけたフロアを何度も何度も潜り抜け、いよいよ本当の100階に到着です。本当に?100階いくつあったの、結局。
なんかちょっとリアルな豚でイヤだな……皮感があるというか。
実際はそこまでじゃないのかもしれないけどね、鉄製だろうし。
クマトラにPKサンダー攻めしてもらってターンエンド!ちょっとレベル上げしたのがちょうどよかったみたい。楽勝過ぎず、苦戦し過ぎず。
なんか……老けてない……!?!?!?
喋り方こそ2で出会った幼稚なポーキーですが、すぐに咳き込んだり、息切れしたり……髪も真っ白だし、もう体はヨボヨボのようです。
2でもアンドーナッツ博士が、過去にタイムトラベルするには「生命体をワープさせることができない」と言っていたにも関わらず、ポーキーはなぜか生身の体で移動していました。これはその影響なんでしょうか。
ポーキーが世界をめちゃめちゃにしようとしている理由は「退屈しのぎ」という自分勝手極まりないもの。リュカと指揮官が針を半々で抜いているのも、彼にとってはスリルを味わうために過ぎない。そう考えると、やっぱり追い詰めていたわけではなく、泳がされていたんだろうか。それともこれはただの強がりなんだろうか。その辺はわかりませんが。
どうやらここがラストダンジョンのようです。というかもう戻れません。
結局これもポーキーの策略。リュカがギリギリのところまで針に迫るも、針は指揮官が抜き、世界は終わりを迎える……というのが、彼の望む結末なのでしょう。そうはさせません。接待はもう終わりです!
…………さすがにそれは気付きました。
だってリュカと同じくPKカッコイイものが使えて、針が抜けて、顔と声が似てるから間違えられて……事情はわからないにしろ、クラウスしかいないじゃないそんなの……しんどいから認めたくなかったけど……!
フリントもどこかで指揮官と遭遇していたのでしょうか。もしくは、フリントも何かしらここへ来るよう導かれていたのでしょうか……。
こんなこと、早く終わらせましょう……!
急いで針のある場所に向かうと、ポーキーが待ち構えていました。クラウスを化け物、奴隷ロボット扱いする彼の暴挙は許せん!
生身のタイムトラベルを何度も繰り返した影響で、精神は幼いまま体だけが歳を取り、それでもいくら攻撃されても死ぬことができない。そんな歪な体になってしまったポーキー。
ドラゴンが世界を破壊しても、彼は生き続ける確信があった。
だからこんな恐ろしいことを実行できた。
世界が消える最後の瞬間まで、見届けようとしていた。
それは彼の言う通り退屈しのぎなのかもしれないし、そうまでしないと晴れない気持ちがあるのかもしれない。それでまたタイムトラベルをしようとしていたんだろうか。そうやって何度も何度も、いくつもの世界を破壊してきたんだろうか……そんな方法しかできなかったんだろうか。
ポーキーが、アンドーナッツ博士・どせいさん達を騙して作らせたという「ぜったいあんぜんカプセル」は、一度入ってしまうと外からの干渉が一切行われないと同時に、内からの干渉も一切できない。
外にいる者にとっても、内にいる者にとっても、絶対に安全なカプセル。
普通の人間なら中で干からびてしまうかもしれないけど、ポーキーは絶対に死なない。外の世界が破滅したとしても、永遠に生き続ける。
ポーキーはそれを知っていたのか、知らずに使ったのか、わかりません。
もう誰にも干渉されず、このまま永遠に一人で生きていくことが彼の望みだったのか?それとも一生の苦しみなのか?もう誰にもわからない……。
リュカが今まで仮面の男に何を思っていたかはわかりませんが、はっきりと彼がクラウスだとわかった今、リュカには攻撃ができませんでした。
できるわけないよな、やっと再会できたお兄ちゃんなのに……。
記憶のないクラウスは、容赦なくリュカを攻撃してきます。
仲間をカムバックさせても、またすぐカミナリでやられてしまうので、リュカは守りを固めることしかできません。
どうしたら……。
ヒナワが、必死にクラウスに呼び掛けている声が聞こえてきました……。
しかしクラウスには届きません。周りを見回しているものの、戦いを止めようとはしません。もうやめてくれ……。
もうこの辺から、号泣してべしょべしょでした。
しんどい……しんどいよお……もうやめてよお……なんで家族で傷付け合わなきゃいけないの……やっと会えたのに……!!!!!
この戦い、どこまで触れるべきか迷っていたのですが、スクショはここまでにしておきます。
ここに関してはプレイ日記に記載して、いつでも思い出せるようにしておくより、思い出の中にしまっておきたい。そんな気持ちです。
ヒナワの切実な呼び掛け、生まれた頃の夫婦の記憶。
必死の想いがようやく届き、クラウスは意識を取り戻しました。
そして……。
泣き過ぎて気が狂いそうになった。
というか、数日は気が滅入ってしまった……日常のストレスやらメンタルの弱りが重なってしまって……もっと元気な時にやればよかった、マジで。
クラウスのことが救えて、本当に良かったです。
やっとママにも会えたね……二人でゆっくり過ごしてね……。
全てが終わった……ように思えましたが、これは後日談?のようです。
真っ暗なので状況はよくわからないけど、島の人々が次々に私、つまりプレイヤーに感謝の気持ちを述べてくれます。
みんな無事のようです。本当に良かったァ……!!!!!
わかる範囲では、オケラ、ウエス、アレック、酸素補給マシン、ヒモヘビ、サルサ、セーブガエル、どせいさん、ボニー、ゴロゴロしたもの……は確実にここにいる。それ以外は、口調で推測できるかもしれませんが、はっきりとはわかりません。
せっかくみんなに会うことができましたが、本当にお別れのようです。
「わたしたちは なんどでも あえるのよ。」にグッッッッときてしまった……そうだね、また会えるね。それがゲームのいいところだ。
みんな、また会おうね……!!!!!
ここでCAST、そしてスタッフロールが流れます。
エンディングです。お疲れ様でした……!!
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ゲームの感想
学生時代に友達から借りて、第7章の途中で返してしまい、それから18年の時が経ち……ようやくクリアできました。30時間くらいかな?
Switch Onlineでの配信、本当にありがとうございます!!
この時点でウルトラ長文なので本当に申し訳ないですが、開き直ってがっつりと感想を書きます。よければ最後までお付き合いください。
・ストーリー
重すぎ。こんなかわいい画面のくせして……仲良くしてたドラゴの暴走、母は死亡、兄は行方不明、父は家に帰らなくなる、怪しい軍団、どんどん変わっていく村人……心が折れる……バッキバキに……でも面白かった……。
「奇妙で、おもしろい。そして、せつない。」というキャッチコピーがまさにそう。ドラゴンや針、マジプシーの詳細とか、「白い船」の細かい経緯や設定が気になるといえば気になるけど、細かいところを追求するよりも、目の前の雰囲気を楽しむのが正解だと思うことにしました。
章ごとってのが、プレイの区切りも付けやすかったので遊びやすかった。
一番好きなのは……やっぱり第7章かな。色々なマジプシーに会えたし。でも小さいリュカに会えるプロローグ~第3章も捨てがたい……。(ほぼ全部)
細かいサブイベントを多分逃しまくってるので、それも気になります。
気になるけど、今すぐもう1周やる元気はないな~~~~……それくらい、終盤しんどかった。クラウス……クラウスさァ~~……はあ。
正直、当分やりたくないです。でもいつかはもう一度遊びたいです。
ドアノブから始まり、ドアノブで終わるの、すごく良い演出。
・キャラクター
リュカが好き。やっぱりちょっと弱い部分があるキャラが好きなんだな。
そしてドリアちゃんが好き。ドリアちゃん、いっぱい話せて嬉しかった。いっぱい話せた効果だと思うけど、イオニアちゃんも好きだな。
ボニーちゃんもずーっと一緒に冒険できて嬉しかった!わんちゃん大好き!
日記本編では触れなかった「白い船」の話をここでしよう。
タツマイリ村の大人は、みんな元々は違う人間だったんだな。違う人間を「演じて」きたというのが、すごく衝撃的だった。ずーーっとハミングバードのタマゴってなんやねんって思ってたけど、ダスターが途中で記憶喪失になったのって、タマゴに「ダスター」の記憶がしまわれたってこと?
クマトラがオソヘ城のお姫様、という情報に謎が多過ぎたのも、全部突貫的な物語だったからなのね、納得。
タツマイリ村がまだまだ歴史の浅い物語なのだとしたら、ロクリアが裏切ったのはいつのタイミングだったのか?近年の話なのだとしたら、マジプシー達はロクリアのことをもう少しわかってても良い気がするのに。元々仲が良くなかったんだろうか。……などと考えてしまう。この辺が、あまり腑に落ちていないけど雰囲気で楽しまなきゃ……と飲み込んだところ。
記憶を塗り替えて、タツマイリ村の村民を演じて、今度はポーキーの洗脳を受けて……タツマイリ村の人達の、本当の意志はどこにあるんだろう。
リダの鐘の音が記憶を戻さないための暗示だったのだとしたら、第4章以降から少しずつ暗示が解けていた人もいたのではないか。そう思うとイヤな奴になった人は洗脳なのか、はたまたあれが素なのか。とか色々考えると、みんな掴みどころがないな……と思う。
話なっっっっが!!!!いけど、最後にポーキーのことを。
すごくネスの冒険の思い出を大事にしていたり、お母さんそっくりで本物より少し優しいロボットを量産していたり。他の世界やノーウェア島でやりたい放題やってきたポーキーだけど、あそこにポーキーが本当に望んでいたことが詰まっている気がする。今更もうイイ奴にはなれないポーキーの、原点の気持ちを思い出す場所のように感じます。永遠の命、絶対に安全な場所、想像するだけで苦しくなるけど、彼にとってはそれが幸せなんだろうか。
というか、2の最後でポーキーはネスに手紙を送っていましたが、あれってネスに追い掛けてきてほしかったのかな……。
一生語れてしまう~~~~けど、この辺にしておきます……。
(これでもだいぶ削った。)
・音楽
酒井省吾さん作曲のBGMの数々。どれも素晴らしいものばかり!
サウンドプレイヤーが常設されてるおかげで、気軽に振り返って聴けるのが嬉しいですね。
この曲が好き話をしようと思って、軽率に「MOTHER3 愛のテーマ」を聴いて涙がじわりと出てきました。まだ余韻に浸っている……。
詞と歌の入ったバージョンである「We miss you ~愛のテーマ~」があることを知り、早速「MOTHER3+」を購入しました。(私はApple Musicで。)
BGMだと、やっぱりブタマスク関連の曲が好きかも。本編を通してずっと敵対する組織なので、なんだか耳に残ります。「ブタ的なやつら」とか、「プライドかけたハッスル」とか。
3作全てに登場した「スノーマン」を始めとする、前作にも登場したBGMが聴こえてくると「おっ!」と嬉しくなりました。
あとは言わずもがな、DCMC!上記のアルバムではクレイジーケンバンドが演奏してるんですね。リアルタイムで楽しみたかったな……今更言っても仕方ない話だけど。いつもお前は遅いんだよ!って脳内の円堂守が言ってる。
サウンドバトルが3の持ち味ではありますが、悠長にリズムを刻んでいる間にどんどんHPのドラムロールが減ってしまうこともあって、終盤はもうほぼAボタン押しっぱなしで早送りしてました。ちょっともったいないね。
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「MOTHER3がSwitchで配信された!やったぜ!やりたい!せっかくだから1からやるか!じゃあnoteでプレイ日記も書いてみるか!」というところから始まった、MOTHERシリーズのプレイ日記。これで完結です!
いきなり3から遊んでもよかったけど、1から順番にプレイしてよかったです。懐かしい気持ちも思い出せたし、より3を感情移入して楽しめました。
毎度毎度バカみたいに長文な記事にも関わらず、1の頃から読み続けてくれた皆様、途中から追い掛けてくれた皆様、ありがとうございました!
時々いただけるスキや、マガジンのフォローが、続けるモチベーションになりました。noteを一年も続けられると思ってなかった……。
大好きなMOTHERの話がいっぱいできて、幸せな数か月間でした!
今後も何かしらSwitchで遊べるゲームのプレイ日記を投稿するつもりなので、またいつか共通の好きな作品で出会えたら嬉しいです!(^_^)ノ
何かのプレイ日記で、また会おう!