第7回20代104会議「もし全てが投資なら、どんなサービスがありうる? ワークショップ」②
2023年2月、『もし全てが投資なら、どんなサービスがありうる?』というテーマのイベントが行われた。これは毎月開催されている、20代向け『104(トーシ)会議』の一貫である。主催は「投資で未来を変えていく」ために活動を続ける異業種連合、104(トーシ)コンソーシアムだ。
前回の記事では最新の投資事情を、アセットマネジメントOneの方に説明をしてもらった。今回は 最新の投資事情を踏まえた上で、今まで学んだ投資思考を使い、「4社(住友林業・電通・トヨタコニックアルファ・パーソル)でどんなサービスがありうるか?」というテーマでプレゼンをしてもらった。 その結果を共有していこうと思う。
なお、4社がどんな会社なのかということについても、前回の記事で説明している。 今まで学んできた投資思考についても、全てnoteの過去記事で読むことができる。気になる人はぜひ確認して欲しい。
投資思考を鍛えた20代のみんなの、リスクとリターンを重視した面白い意見がいっぱいだ。このnoteを読んでくれている人のビジネスのアイディアにも、きっとつながると思う。
※1つの会社につき案が2つある理由は、チーム変えを行ったからである。noteでの見やすさを考慮して、会社ごとでまとめている。
1.トヨタコニックアルファ
①高齢者の運転データを取るサービス
トヨタが、高齢者の運転データを、データ取得や家族に共有するサービスに投資して、
安心安全に運転ができるような世の中になる!
リターン:交通事故を起こすことも減らせる
②Co2排出のゲームフィケーション
トヨタコニックアルファが、CO2排出の情報を、ポイントが獲得できるプログラムに投資して、市など行政と連結して渋滞を解決!
リターン:CO2排出の抑制
2.住友林業
①スギでアパート建設
住友林業が、国内の増えすぎたスギを、アパート建設に投資して、
スギの弊害(強度がなくて利用価値が少ない、山が弱っていて自然災害が起きる)を解決!
リターン:花粉症をなくして社会のクオリティを上げる。十年ごとに建て替えれば、住んでいる人からすれば新しい家に住めるし、強度の問題もクリアできる。
リスク:アパートを建てる土地の不足、強度。
②行政が住林に投資
行政が、手つかずの森林を何とかするために、住友林業に投資して、
給料が安価で、担い手がいない林業を活性化させる!
リターン:雇用の創出。国内の木の需要・供給を上げる
3.パーソル
①キャリアすごろく
パーソルが、データを、キャリアすごろくに投資して、
キャリアの悩みを解決!
リターン:人生設計を疑似体験できる。転職を含めたキャリア自立ができる。
リスク:個人情報の取り扱い。
②会社のグチ投稿サイト
はたらく人が、会社の愚痴を、パーソルの口コミサイトに投資して、
はたらく環境を改善することで、転職しなくても、「はたらいて笑おう」を実現する!
リターン:パーソルのブランドイメージ、優秀な人勢の流出防止
リスク:情報の信憑性、コンプラ
4.電通
①働き方改革のノウハウ
電通が、本気で取り組んだ働き方改革を、ブラック企業に展開して、
QOLを上げよう!
リターン:電通のイメージ向上、取引先の印象が良くなる
リスク:ブラック企業がこのノウハウに投資するかわからない点
②消費者が意見広告を出せるプラットフォーム
消費者の意見を、消費者が意見広告を出せるようなプラットフォームに投資して、
広告フィルターにかかっていない情報が見れるようになる!
リターン:自分のニーズにとった行動ができる。電通も広告というネガティブイメージを払拭できる
いかがだっただろうか?どれも15分程度で考え出された案だが、投資思考が反映されていて、このままビジネスプランになりそうなものも多かったのではないだろうか。
いよいよ次回は最終プレゼン。全8回となった投資会議もフィナーレを迎える。テーマは「20代の、20代による、20代のための、投資を促す⽅法」「もしも全てが投資なら、こんな新サービスがあり得る。」なんと、ひとり一案!どんなアイディアが飛び出すのだろうか。