仕事って楽しいですか?
僕は楽しいと思ったことがありません
いつの時代も仕事を楽しめ!的な記事を目にするが、特に最近で増えたような気がする。それを語っているのは一山あてた人生の勝者か、そこそこの著名人。あと、プロのアスリートも語りがちな気がする。
社会人1年目、仕事の楽しみ方は分からないが、1人前にできるようになれば楽しいと思えるんだろう、と思い込み、がむしゃらに働いた。しかし、20代後半に差し掛かっても楽しいと思えず、30代に突入しても楽しいと思える機会は皆無。今年で40歳を迎えるが 仕事が楽しい と思ったことはない。多分、この先も楽しいと思うことはなく、50代、60代を迎えることになるだろうが、一切は悲観はしてない。
しんどくてもやり続けるのには理由がある
定期的に喜びや達成感を味わったことはある。難易度の高いプロジェクトに任された時や、プレッシャーに打ち勝ち無事にやり遂げた時、難易度や壁が高ければ高いほど、その感情は大きい。
30過ぎてはじめた登山やマラソンにも通ずるものを感じる。山頂を目指し登っている最中はしんどい。マラソンも同じ。途中で引き返したくなることがあれば、走るのをやめて歩きたくなることもあるが、なんでそんな思いをしてまで登山やマラソンをするのか。それは山頂についた時や目標タイムをクリアした時に味わえる喜び や 達成感 が何ものにも代えがたいものだからだ。そして、気づいた。仕事は楽しむものではなく、喜びや達成感を味わうものだと。
楽していては、楽しさも喜びも感じられない
とはいえ、喜び や 達成感 を求めているからといって毎日しんどいを思いはしたくない。ちょうどいい塩梅で働きたいし、できれば、上手にさぼってラクがしたい。ただ、そうなってしまうと 喜び や 達成感 が遠ざかっていく。だから、これからも今まで通りのスタイルで働き続ける。
ここからは偏った見方になるが、これまで出会ってきた仕事を楽しみたいという人たちの大半はプレッシャーに弱く、火の粉が自分に降りかからないことを一番に考えるカッコ悪い人が多い。そのくせに、クライアントファーストなどの軽々しく口にする。何か起きた時に自分一人でケツをふく覚悟のないやつ。そもそも、そんなやつは仕事を楽しむ権利すらない。楽しむと楽するとがごっちゃになっている。今後もそんなやつに出会うと思うと本当にうんざりする。できるならそんなやつには出会わずに働きたい。