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古い竿のリールシートやガイドなどを直した(オリムピック・並継・2.4m・名無し)

貰い物の竿の中にいい曲がり方(ブヨンブヨンの多分軟調)をするのに色々と壊れてる部分がある竿があったので、練習がてら修理しました。

まずは全体図(すでにアフター)

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こんな感じの古い竿です。オリムピックの会社ロゴのシールは剥がれかけで、竿名や長さなどのシールは剥がし後すらない状態です(他のオリムピックの竿を見る限り印刷ではなくシールだったと考えられます)

グリップ側から直した箇所を紹介します。

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リールシートのグリップ側です。リールを受ける部分の金属が1センチくらい裂けていたのを糸巻きをしてエポキシで固めました。
糸はあまり毛羽立ってないなら絹糸でもいいかなと思って家にあった適当な糸でやったのですがやっぱりザラザラになっちゃいましたね。(この失敗は2度目)(学習が一切ない)
リールシートこと別のものに交換する案もあったのですが、YouTubeで海外の人がこの手法で直していたのでこの方法にしました。

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これは上側ですね。リールシートそのものが回転するという不具合もあったのでとりあえず上下を糸巻きしてエポキシで固定しました。
同じ日なので同じ糸の失敗をしてますね。これだけでしっかり固定されたように思えますがいつかトラブルが起こったらまた直します。
ちなみにダイソーの磨き粉で金属部分も多少綺麗にしてあります。

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一番リール側のガイドは金属の円部分が1箇所割れておりグラグラしていました。あと次のガイドと微妙に横にずれてる気がしたのでそこも直すことにしました。
まずはガイドを竿から外して円の割れ部分と円に付く足部分の3箇所をエポキシで固定しました。そして乾いた後に竿に糸巻きしてまたエポキシで固定しました。
ガイド本体はダメだったら針金で自作しようかと思っていましたがエポキシを使うことでグラつきをなくすことができました。
また糸巻きの糸は手芸用ナイロンの物を使用したので毛羽立ちがなくツルツルな状態で接着できました。ちょっとビニールテープっぽいですが。
使えればなんでもいいので特に色は合わせずこのガイドだけ黒の糸です。

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トップも微妙に向きがずれてる気がしたのでついでに直しました。ライターで温めたか糸巻きを切るだけで外れたかは忘れましたが、外して向きを直して糸巻きと接着をしました。リールシートの日と同じ日なので同じ糸です。

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余ったエポキシで元の糸巻き部分も補強しておきました。

乾燥ですが90分で硬化開始というゆっくりなタイプを使用したので(次回からは5分は短すぎるので30分タイプにしようと思います)、硬化前に垂れるのを防ぐ為、空きダンボールと洗濯バサミで簡易的に作った台で気がついたら手でちょっと回すようにして乾燥させました。
普通は専用の回転する機械を使うか、低速回転させたドリルでそのような働きをさせるらしいです。

以上です。
エポキシの塗りは正直結構雑で気泡もいくつかありましたが、多分耐久性には問題ないと思います。まだ魚は釣ってないですがオモリだけでの投げテストでも特にガイドがぶっ壊れるなどはありませんでした。

以前PROISO(プロ磯)という竿をPARAISO(ぱらいそ)と読み間違えた経験があるのでこの竿はぱらいそと呼ぶことにしました。全く磯竿じゃないですが…

並継竿は初心者でも修理しやすいので、使ってないジャンク竿などがあれば復活させてみてはいかがでしょうか。

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