継承
世界一周教育vol.3
小学生の加藤利光に
母親は突発的な提案をした。
『おばあちゃん家へ自転車でいこう』
車で約1時間の道のり
自転車でいくという発想は持ち合わせていなかった。
車でしか、辿り着けない場所の1つ。
どんな道かも定かでは無い、
車内のシリトリと親父の運転する姿しか焼き付いていない道のり。
そこには、上りも下りも存在しない。
どこへ行くにも代わり映えの無い世界であった。
『行く❗️』
自転車を手にしたあの時の
『これで、どこまでも行ける』
と思ったあの記憶が蘇って、興奮した。
母親の奇想天外な発想に、好奇心がくすぐられた。
いつからなんだろ。
自分に制限をかけて行動するようになったのは。
こんなもんだろって、満足するようになったのは。
東京の羽村⇔奥多摩(おばあちゃん家)間の往復は、冒険であった。
ひと夏の思い出に留まらず、人生の思い出となった。
誰かからの称賛の声が
自分の行動と挑戦に価値を与えた。
だからなのか?
こんな企画を思いついたのは?
静岡県横断
三島→浜松の自転車の旅
母親仕込みのDNAか?
いや違う。
母親が一生の思い出をプロデュースしてくれた。
その過去が!
努力を誇れる体験を通して
息子達にも最高の過去を作ってもらいたい!
挑戦の大切さを感じてもらいたい!
そう願って。
無茶な100Km越えの挑戦をしたのだ!
自分の輝かしい未来を創るのは
今の頑張った自分だけ。
そうだろ?
お母さん?
そう母親から言葉でなく、挑戦という形で
今になって、教育に携わる者となって
ヒシヒシと感じとる事が出来る様になったのだ。
見事に自分の子供にも挑戦する楽しさを体験させることができました。
また、子供たちも
自分の将来の子供にこの挑戦をさせることだと思います。
子供の頑張りを間近で応援し、共に励む空間を体感し、
ガムシャラだったあの頃では気づけなかったこと
それは
親になっての挑戦の方が
『幸せ』を感じれるのだと、気づけました。
息子たちが将来気づくそのときまで、親としての感情は内緒にしておきます。
お母さんありがとう。
3日遅れですが・・・。
誕生日おめでとう。いつまでもお元気で😁
誕生日プレゼントは、
お母さんの誕生日に行った
アスレチックの愚息のスナップ写真にしときます。
どうぞお納めください🤩ははは。