懐の深さ
教員の意識向上。vol.3
我が家の桜満開🌸
っと、勝手に我が家から眺められる景色は、自己所有と勘違いしている加藤利光です。
カミさんの両親(義理の両親)は懐が深い。テニスクラブを経営し、現在は過去の努力が実り、ゆとりが出てきているのかもしれない。現在、新型コロナの影響により、春休みの宿泊が激減している状況ではあるが、必ずや楽しく、笑って生きているであろう。(簡単に想像がつく)それは過去のテニスクラブ立ち上げの過酷な状況との対比が、「あの時に比べれば、なんとも無い」という意識を生みだすのであろう。
「今の自分を作るのは、良くも悪くも過去の自分。将来の自分に良いバトンを渡すのは、今努力している自分だけ。」
壮絶な人生を送れ俺。
義母はすごい。接してみた誰もが、彼女に引き込まれる。明るさという単純なものではなく、言語化が難しい。簡単に言うと、配慮の達人。場の空気を司り、場に応じた適切解をピンポイントで披露する。
彼女に支えられた人間を何度、目にしたことか。ポジティブ加藤利光でも到底、敵わない。この敗北感が、自分を前へ前へと推し進めてくれる数少ない存在であることは言うまでも無い。
感服。
カミさんの実家から、学校に出勤するときには必ず、温かーい朝ご飯&お弁当(早かろうが…。)。ペンション経営も手伝ってか料理は抜群(ファン多数)。海外旅行での美味しい体験は必ず試行錯誤で、同等の味を滞在組に披露する研究家(作れないものは皆無)。
彼女のおかげでテニスクラブは今もなお、誰からも愛され続けているといっても過言ではない(クラブは私と同い年1982年生まれ37歳)
義父はすごい。昔は、バリ。今は、台湾。年に何回行くのだろう。行動力半端ない冒険王。ただ単に行くだけでは収まらない。
必ず友達を作って帰国という、独特な社交性の持ち主なのだ。独特という説明は割愛。家を訪れ、何度海外からのお客さんを目の当たりにしたことか。最近では、義父からの誘いの電話は、海外から来訪者を意味し、場を盛り上げる役を担っている俺。とても鍛えられ、共通語の英語の必要性を感じ行動するも、三日坊主。今もなお、持ち前のテンションで対応中。
海外への意識は、娘に感染。長女(カミさんの姉)は冒険心を継いだ。バングラデシュに青年海外協力隊として渡り、テニスコーチとして数多くの子供達の溢れんばかりの笑顔を独り占め。
人の良さが滲み出て、現地の人から歓迎ムードで簡単に「ベンガル語」を習得。人間関係は人を育てることを実証した。
帰国後すぐ、即行動。私のクラスでの講演活動。貧困の国ではあるが、幸福度が高いことを物語った写真と思い出の数々。「お金=幸せ?」を考える機会を与えてくれた。
その後、すぐさま「マザーテレサボランティア」に参加。
何だこの自由度。何だこの行動力。何だこの奉仕の精神。
何度も何度も嫉妬し、嫉妬を通り越し魅了された。
教訓:冒険王の子は、行動力の神を産む。
そんな家庭に、現在デンマークとドイツからの高校生留学生が2人いる。しかも無償受け入れ!義母は毎朝弁当準備(作るという約束は無いのに)を、父親は旅を提供する。器でっかーーーーーー。もうあっぱれ。
だから俺も挑戦を受けた。
来年度9月からスウェーデンからの留学生を10ヶ月受け入れる。なんせうちのカミさんは、この環境で育った人間ですもの。もちろん即OK。そんな奥さんいるのだろうか?
同僚は自分の受け入れたこと以上に、カミさんの懐の深さに驚いた。「流石加藤家!」を作り出しているのは、他でも無い。カミさんであろう。
感謝。
お金では買えない価値を手に入れる。
経済的な不安があろうが、壮絶なものになろうが
全ては将来の自分に生きる。いや、いかす!
魅力を放て!
将来の俺。