卒論、薔薇あるいは百合
今日は久々に休みの日だった。やったー。卒論執筆を筆頭にストレスが集中しており、過食気味になっている気もしなくない。
朝からのそのそ準備を済ませて大学へ。いつもの自習場所で章ごとの連結を整えつつ、パソコンを叩いていた。完成が近づくにつれて進捗が緩やかになってしまう現状は、まるで「アキレスと亀」だなと思う。こんなことでは駄目なのだが、めっきりやる気が落ち込んでいる。他大学の友人には卒論が無かったりするのを見ていると、「どうなっとんねん!!!!」って感じだ。まぁ、私みたいな考えるの大好き&文章書くの好き人からすれば、自分が書いた文章がずっと大学に残るというのは嬉しいものだ。そこは自分自身の研究テーマと重なる部分がある。オーラルヒストリーと銘打ちつつも、裏テーマは思い出の保存と人間讃歌である。確かに私の、私達の四年間はここにあったと老体になっても思い出せるものを書きたかったのだ。
就活の時にも卒論については色々と聴かれたが、今聴いてくれた方が面白い話を出来たな~と思う。まぁ、そんなに期待もされてなかっただろうけど。自分自身が面白いと思うことは、やっていて意味があることだと思っている。これは仕事にならないけれど、人生の糧にはなる。糧にできる私にならなきゃね。
卒論をちょこちょこ編集しつつ、合間で長編の制作に取りかかっていた。うちの大学をモデルにした作品を書くつもりだ。書き始めだが、抜群面白い訳では無いと思う。でも、何となくこの作品をちゃんと書き終えることが私にとって重要に思えるから書いている。とりあえず、死ぬまでに一作は納得がいく長編を書きたい。それが私の望みかな。
今日は1日、卒論を進めては長編を書き、また卒論を書くというペースで進めた。同じ文章を書くにせよ、必要とする脳の部分が違うような気がして意外に疲れない。
今書いているのはダブル主人公かつ、両方男性の作品だ。(今のところ)これは、私にとって初の試みだった。どうしても男女のペアの方が物語らしくなる感じがあった(ファンタジー感?)のだが、意外にもこちらの方が筆が進んだ。男性に関しては身近に資料が多いからだろう。逆にそこから導き出される答えもあるな。
思えば、MIU404とかタイバニとか四畳半神話大系とか男性バディ系もかなり好きだった。四畳半に関してはバディというよりも腐れ縁って感じかな。
性別を問わず、バディとか二人組というのは熱い。まちカドまぞくやゆるゆり、リコリスとかガールズバンドクライとか、ぼっち・ざ・ろっく!とか……この辺は百合か。
百合系漫画やアニメは好きだ。気分を激しく上下させたくない時はちょうどいい。まちカドまぞくとかぼっち・ざ・ろっく!は百合的な感じを押し出しつつも、裏に幾つものテーマが敷かれてる感じがあって読み応えもある。この話もしたいな。キーワードは「勇気の使いどころ」と「きくりお姉さん」だ。
ゆるゆりに関しては漫画を全巻揃えて展覧会にも足を運ぶ程、ハマっている。もちろんキャラクターが可愛いのもある。それも含めて、なもり先生はキャラクター同士の組み合わせから無限に話を作れる感じがある。無限百合シチュエーション製造装置と言っても過言ではない。AとB、BとC、CとD、あらゆる組み合わせによって、そのキャラの色んな側面を掘り下げる。昨日の日記にも書いたけど、どのキャラでも物語を動かせるのが『ゆるゆり』だ。キャラの性格のかき分けというか、波長がそれぞれ違っている気がする。だから、その掛け合わせで無限に楽しめるのだろう。歳納京子さんが好きかな。『ゆるゆり』を読んでいる内に、嫌いだったラムレーズンも食べられるようになりました。(京子さんの好物)
歳納京子~!!!!!!!!!!!!!!!
脱線した。今日、文字列の中で青年二人を動かしている間、ずっと「これって私の指先次第でいつでもBLに変えられるな……」と思考が揺れていた。分かって貰えると思うのだけど、一線を越えないけど二次創作の気配はある、みたいな作品も進みますよね?美酒、夜光の杯に入れた葡萄の美酒が。進むよな!!
だから私はゆるーい感じが好きかな。そこ1本を書きたいというよりも、色んなテーマを含ませたいタイプなので。この四年間、もっと楽しめた感じもあるし、生かし切れなかった部分もある。でも、今書いてる作品はその失敗あってこそかなと思うから、この作品を書き終えることが私自身を助けることになると思ったりもする。
明日もバイト頑張るぞ!!