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カエルの子はかえる🐸
ワシの産まれは関西のとある土地のエライややこしい所で、石投げたらヤクザに当たる言われてる所です。
そんなワシの父親もヤクザで、ワシは小さいながら憧れたもんです。
ワシの簡単な自己紹介さしてもらいます。
平成初期産まれ昭和な考えの心ん中は義理人情で胸一杯な男とでも云うときましょかな笑
父親は関西人では無く九州の人間で気性も荒く巷ではキチ○イと言われていたくらいで、誰もが納得するほどであった。
ワシも父親の事がガキながら恐くて恐くてしかたなくて、忘れもしない…物心つき始めたのが3歳
今でもこの時からの記憶は鮮明に残っている
父親はヤクザの事務所当番が終わるとマンションに帰って来る 気に食わないことがあると母親を殴る蹴る
ワシが母親のお腹にいる時も思いっきり蹴り上げられたと聞いた事が母親からある。
母親はワシを守るの必死で耐えたみたいで、ワシの記憶がある3歳から目の前で暴力を受ける母親見てワシはただ泣いて、どつき回されてる母親を見る事しか出来なかった。
ワシはそんな父親が嫌いで嫌いでたまらん時もあったが、優しい一面もあった…
トイザラス云うオモチャ屋さんによう連れて行ってくれて、『鉄太郎』好きなもん買うたらええからなと『父親』が云う
好きなもんはなんでも買ってくれんのやけど…
ワシの父親やっぱり変な人でですなぁ
トイザラス行ってオモチャ買いに来てるのに店員さん見つけては
『父親』おい!兄ちゃん!どこに木刀売っとるんや?
『店員A』申し訳ありませんが、その様な物は売っておりません。
『父親』なにぃ?なんで木刀もおいとらへんねん!
お?ワレなめとんのか?
いゃ絶対に舐めてへんし、ワシ、ガキでもわかりましたで木刀なんかあるわけないと
子供ながら毎回の事でこっちが顔赤なって何回も恥ずかしい思いしたことありまして
最終的に『父親』はバットを数本買って、次はレジでトイザラスの大きい袋、全部渡せいいまんねん。
今でしたらようさんお金取られますやろうけど、根こそぎいってましたなぁ笑笑
店員さんも絶対嫌がってはったやろうし、迷惑なヤクザやでと思っとりましたやろうなぁ笑笑
一緒にドライブしながら父親と帰るが家に着いたら父親は仕事で殆ど居ない
この当時のヤクザは全盛期の時だった…