人間関係を築くラポール、3つのポイント
ラポールとはフランス語で「橋を渡す」という意味で
良好な人間関係を築くために必要なものです。
ラポールが上手く形成できていると、
お互いの信頼感が生まれ、ビジネスの面でも役に立ちます。
このラポール形成に必要な簡単なコツを、
3つ紹介します。
目次
①相手の話を全て受け入れて聞く
②自己開示をする
③ラポールが形成されているかの判断
①相手の話を全て受け入れて聞く
人は自分の話を聞いてくれる人を
信用しやすいという心理的なデータがあります。
聞き上手は話し上手という言葉もあるように、
話を聞いてくれる存在というのは、
無条件に心を開きやすくなります。
なので初対面の人とは特に、相手の話をよく聞きましょう。
ラポールが形成されるまで、要は相手とある程度の
人間関係が取れるまでは、
「相手の話すことを否定しない」ことが大事です。
極端な話、雨が降っていても、
相手が晴れだと言えば、晴れで話を進めるということです。
特にビジネスの場面だと、相手の言うことが違うと思ったら
「いや、それは間違ってる」
「こっちの方がいいです」
と返してしまいがち。
ただし、人間関係が出来る前にそれをしてしまうと、
相手からはハッキリと「敵」と認識されます。
その状態では良好な人間関係は形成できません。
まずは相手の話すことを全て、一旦受け入れましょう。
この時のポイントは「否定」をしないという事であって
あなたの意見を曲げて、相手の意見に賛成する
ということではないというところです。
自分と違う意見を持つ相手の時は
「なるほど、そういう考え方もあるですね」
「自分とは違う考え方なので面白いです!」
「なぜ、そう考えるのですか?」
という感じで、否定も肯定もせずに、話をすすめます。
自分の意見を否定されることがなければ、
違う考えを持っていても、敵対することはないですし、
逆にこちらを否定してくるような相手なら、
今後お付き合いする必要も無いと判断も出来ます。
まずは一旦、相手の意見を全て否定せずに
興味を持って聞いてみてください。
しばらくすると相手は楽しそうに話してくれます。
②自己開示をする
ある程度、相手の話を聞けたら今度は自己開示をします。
自分のことを話していくのですが、
この時のポイントは
・自分の弱点を見せてあげること
です。
ビジネスの場面だと、よくあるのが
自分の凄いですアピールをすること。
するなとは言いませんが、されたところで
この人と仲良くしようと思うのは打算的な部分だけです。
「お金持っているなら仲良くしようかな」が本音。
でも、それでは人間関係は出来ません。
「営業やってるけど、実は元々人見知りだったんですよね」
とか
「今、こんなことで悩んでるんですよね」
とかを、愚痴にならない程度にサラッと表現します。
イメージして欲しいのですが、例えば何か家電を買いにいった時に
・製品の良いところしか喋らない店員
・メリットとデメリットをちゃんと伝えてくれる店員
2人がいたら、どちらが信用できますか?
おそらく後者を選ぶ人が多いと思います。
「こういう弱点はあるけど、この性能は一番良いですよ!」とか
「性能はそこそこですけど、値段は圧倒的にこれが安いです」みたいに
案内してくれると、耳を傾けやすいですね。
こちらからの質問も正直に答えてくれる気がします。
初対面の人とも結局は同じなので
こちらから弱点を見せてあげることが、
信用してもらいやすくなるポイントです。
③ラポールが形成されているかの判断
人間関係が出来たどうかを確認する目安として、
相手が自分の弱点、悩みを話してくれることです。
②で自己開示をするのは、
相手が弱点、悩みを話してくれるようにするため。
ここで、相手が話してくれるようなら、
信頼関係は最低限、取れていると判断していいです。
逆に話してくれないようなら、
もう少し、相手の話をよく聞いたり、
自己開示を増やして様子をみてください。
ちなみに、相手と直接、対面で話す時を例にしてますが、
メッセージでのやり取りでも同じです。
文字だけの場合も、同じ手順で人間関係は築けます。
webを使ってビジネスをされる人は
メッセージのやり取りの方が多いと思いますので、
メッセージの場合も同じようにやってみてください。
遊ぶ友達を作るにしても、
ビジネスで顧客を取るにしても、
ラポールの形成は不可欠です。
ぜひ、練習して身につけてみてください。
男性陣は、女性にモテるという副作用までついてきますよ!笑