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Sabor a mi なひと

ホドホドの距離な間柄はそこら中に転がっており 私自身は 本当の人とは お互いに晒してぶつけて 受け止めあって… そのすべてを飲み込んだうえで接していくことで それぞれの世界観が深まり、一層アーティスティックに、、クリエイティブに、、 そうやって 各々を高め合って生きていくことが理想形だったりするのですが、、、 相手にとっては その過程が重かったり 近過ぎたり 遠すぎたり 嫌いではないが辛くなる。。 きっと 気持ちの深さに辿り着く前に それが執着や依存と感じてしまうのでしょう。。 ある程度の距離感。特に男女間は。。コトバとしては充分に解っているのですが 難しい塩梅です 人生の目標、理想が明確であればある程 全てのベクトルはそのゴールへ向かっているであろう相手に こちらを向いて 是非 手を繋ぎ 見つめ合って 一緒にその道を歩かせて欲しいと乞うのはお門違いなハナシになるのだが 一方はパワーバランスを調整できる理性の効く程度の恋愛なら世話ないぜよ、それだけ此方は本気の覚悟で堕ちてるのよ…といったとこでしょう、、結局ね。 前置きが長くなりましたが 「Sabor A Mi」 ルンバ デモ曲・課題曲の王道で 美しいメロディーラインのオトナなラテンナンバー。 とても大好きな曲です。 実はコレを一緒に深めていけそうなリーダーパートナーに巡り会わなかったので ラテンを辞めてしまったと言っても過言ではなかったりします。。 大したことを歌っていないラテンナンバーが多い中 この歌は本当に歌詞が とてもとても深かったりします。。 これは達観した大人にしかできない… 究極 かつ理想の愛情のカタチかも知れません。。 はて…私の達観到達の日 いつの日か訪れるのでしょうか。。 心のどこかで 達観を拒むような生き方を望んでいる気がしないこともないですが。。苦笑 Sabor A Mi (私の味) Tanto tiempo disfrutamos de este amor Nuestras almas se acercaron tanto así Que yo guardo tu sabor Pero tú llevas también Sabor a mi Si negaras mi presencia en tu vivir Bastaría con abrazarte y conversar Tanta vida yo te di Que por fuerza tienes ya Sabor a mi No pretendo ser tu dueño No soy nada, yo no tengo vanidad De mi vida doy lo bueno Soy tan pobre ¿qué otra cosa puedo dar? Pasaran más de mil años, muchos más Yo no sé si tenga amor la eternidad Pero allá, tal como aquí En la boca llevarás Sabor a mi ー訳詞ー ずいぶん長いこと愛を育んできて 私たちの魂はあまりにも近づきすぎたから 私の中にあなたのテイストを感じる でも、あなたも同じ 私のテイストがしみ込んでいるわ もしあなたの人生に私の存在が必要ないというのなら あなたを抱きしめて、おしゃべりするだけで十分よ あなたに私の人生をいっぱい捧げたから あなたは否が応でも、私のテイストがしみ込んでる あなたを自分のものにしようなんてつもりはないわ 私は何者でもない 虚栄心だってない 私の生命の中から、善いものをあげるわ だって私はとても貧しくって 他に何を与えるということができないの これから何千年という時が経とうとも 愛が永遠なものかはわからないけど あちらでもこちらと同じように あなたの口は 私の味を持ち続けるでしょうね

    • 「すべての男は消耗品」(R18)

      すべての答えはバーにある。 決してモラルは押し付けず 正解も求めない礼儀作法ゆえ見えてくる答え。。 そんな博愛ウェルカム感が洩れ出しているせいか ひとり飲みの際 必ずと言っていいほど 面白いキャラクターと出逢う。 今宵も「すべての男は消耗品である」を地でいくようなH嬢と。 椎名林檎のような黒髪ショートボブに 短いAラインの黒いダウンジャケットを脱ぎつつ発した アンニュイな第一声が 一瞬にして彼女のアナーキーさを露呈させた。 此処の常連客で 店主とは男女関係ではないもの

      • 本を売らない本屋さん

        琴線符号を互いに符合させながら語れる嬉しい出逢い、晴耕雨読 雨茶雨読とな。笑 西戸崎の以前 時計屋だった民家に本屋の理想郷をで ナツメ書店…漱石センセイですな。 店内手前ではご主人がドリップされるコーヒースタンド、 ここ最近で一番美味しかったブラジルの深煎り珈琲。 W杯で辛勝したブラジル代表への想いも乗っかってか格別だった。 パンもちまちま自身で焼いておりますと 愛らしく 小麦の香りがたった素朴なものばかり。 わくわくスィッチオンで奥へ 奥さま担当の書店スペース、

        • bone to be blue

          先日 ブルーに生まれついて (原題『BORN TO BE BLUE』)…観てきました。 My funny Valentine と 殊 『I've Never Been in Love Before』の聴き方が完全に変わってしまった… こんなに痛くて苦しい歌になるとは ブルーに物憂げに囁くような 呟くような 儚く切ないため息にも似た中性的な歌声 ワタシのJAZZ入門は このチェット ベイカーに始まり 飽きることなく今に至る。。 映画でもあったような 逆差別的

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          ありがとうの日

          その昔 バブル と言って 女の子がお財布を持たなくて過ごせていた 素晴らしい悪魔のような時代がありました。 当然 頂きもの感覚もやはり狂っておったワケですが そんな中 「何故にワタシの誕生石はオパールなんだろうか」と。 4月のダイヤ、7月のルビー、せめて9月のサファイアと、、いかにも貴石!でない此のオパールというネームバリューのショボさ加減に少し残念がっておりましたものですが… 歳を重ね 色んなコトがわかってき始め オパールの魅力もひときわ理解なこの頃でございます。 オ

          ありがとうの日

          Samba と Zamba

          知らないことがまだまだ多過ぎて 理解していないうえ いつまで経っても下手っぴぃな アルゼンチンタンゴ に纏わることを書くのは とても こっ恥ずかしい。 なので 普段は書くことを控えているが まだ好きになりきれていないものの 好きになってみたい という気持ちは何よりもとても大きい…そこで 少しでも辿るべく 今回はレポート的に記してみる。 以前 参加したタンゴのワークショップで ん十年選手でタンゴをされているという かなりキャラ立った有名マダムと仲良くなり 『今ね、Rから

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          小倉で

          衣食住にダイレクトに関わらない生業、 例えばワタシの愛するアート業だったり、、 多くの人が生きていく上で 最低限必要なもの…「ではない」ジャンルのもの、 無くても生命体としては生きていけるもの、、 コレに携わり 提供する側は 常に発信し続けて 身近に居続けることが大事だと 俯瞰で見ても常々ひしひしと感じている。 せっかくの同じ一生…ただ寝起きし食べるだけの生活でなく 潤いある 活き活きとした瑞々しい人生になるために… ここ最近 ありがたいご縁で Web、SNS などの

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          へき/癖すなわち

          集散常相願販同好 (集散は常規なり 願わくば 同好に頒たん) 近代数寄者の嚆矢 文化人 平瀬露香(主に茶道具のコレクターだった翁)のことば。 連ねて そもそも 数寄者とは… 同氏のことばを借りると 「数寄とは僻愛の心なり」 僻愛、偏愛、、執着…なるほど。 収集家、コレクターの基軸となるトコだったりするのかもしれない。 そこに感動を伴う 友達づくりと、半端ない情報収集のチカラが不可欠なのだ。 こうなると殆どハンター近い… この3枚のティーポット、急須の版画… 若か

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          monochrome

          写真を撮ること実に難しく どの角度で何処を切り取るかで 自分のセンスから心理状況までも全て晒され 明度やピント シャッタースピードなんかでは技術レベルがバレる。…でも時々起こる陶芸の様な偶然の産物もアリで やっぱりなかなか面白い。 一度だけ写真講座なるものを受けたことがある。 織作峰子氏の特別講座だった。 彼女の写すモノクロームの植物写真が 羽衣の様に本当にエレガントで 何処か艶めかしくココロ惹かれ…是非一度 彼女の話を聞いてみたかった。 白黒のグラデーションで魅せる

          monochrome

          たまごな椅子

          ライティングで文章ばかりやっていると ずっと俯き加減で アウトプットも続くため 言葉に整理するための感情の引き出しの中身も尽きてきて カランカランとしてくる… ちょっとお休みして 反対側の五感に響く上を向いたモノが欲しくなり インプット作業したくなる。 そんな一旦の小休止のとき ワタシの『胎内回帰願望』がまたむくむくと顔をだす。 “困ったちゃん”な父親に 母親も“天然ちゃん” な所為もあってか、割合早い段階から 母性も父性も望まれる長女気質を強いられたこともあって、自

          たまごな椅子

          美しい装幀のせかい

          フランクロイドの醸す飴いろのあかりの下、今まで出逢った装丁に思いを馳せてみる… 本が紙であることの醍醐味のひとつ 装丁。 ムスメ時代に初めて装丁で買った、吉本ばななのキッチン。 いわゆるジャケ買いというやつ… その後の“ばななブーム”で他作品も 当時では斬新な“お洒落装丁”だった。 装丁はデザイン的にも難しい類かと。 エゴや商用の強いデザインは作品を殺してしまう。。作品の邪魔をせず、固定概念を植えつけてしまわない程度に 物語を香らせ 読み手を誘わなければで。 同じ嗜好のお

          美しい装幀のせかい

          カミーユクローデル-Camille Claudel-

          noteデビューに相応しい哉 彼女に無性に惹かれることかれこれ。。 こんなにまで女性としても魅かれるのはいつも自分の中に どこか破滅願望、…破綻思考があるんじゃないのかと つい思ってしまう もう随分と昔のカミーユクローデル展で、彼女の作品を前に ココロ震えながらも なんの術もなく ただ呆然と立ち尽くしてしまった… という記憶も 今もの凄い勢いで 蘇ってきています。 一緒に展示してあった ロダンの彫刻作品が霞むほど 彼女の作品の方に心奪われ、、むしろ彼女の方が天才なんじゃない

          カミーユクローデル-Camille Claudel-