🌈　「一割増」の自分を目指そう　🌈

大川隆法総裁先生　書籍・幸福への方法　参照です。

ある出来事に対して、それを悲観的に考えるのではなく、「光明的に考えられないか。もっと成功する考え方ができないか」と考えてみることです。そうすると、道は必ず開けてくるのです。

このときに気をつけなければいけないのは、あまりにも傲慢や尊大になったり、自分自身を拡大しすぎて、現実との不適応を起こすほどになったりしてはいけないということです。やはり、ある程度の堅実さも必要です。

八割ぐらい積極思考を持ちながら、チェックのために、二割ぐらいは、堅実さや慎重さを常に持っているぐらいがちょうどいいと思います。個人としては、積極思考を持ちながら、堅実さや慎重さも二割程度は持って、足元を固めながら進んでいくことです。

そして、常に「一割増し」ぐらいをねらっていれば、間違いありません。現在の自分より一割ぐらいグレーアップした自分を常に目指していく。そして、一割増しの自分を達成できたならば、さらに一割増しの自分をねらう。

このように考えていれば、それほど大きな間違いはないのです。突然、十倍や百倍の自分を考えると、少し苦しいものがあります。最終的には、そうした自己イメージもけっこうだと思うのですが、まずは現実の自分より一割増しの自分を考えることです。

これは、すべてにおいてそうです。たとえば収入でも、すぐに十倍百倍にならないかと考えるよりは、まずは一割増しを考えてみるのです。あるいは、もっと行動的になりたいのならば、まず一割、行動力を増してみようと思うことです。

自分は外に出て行動するのが苦手だと思うならば、まず現在よりは一割多く出てみようと思うことです。「人と話しをすることが苦手だから、人とうまく話ができるようなりたい」と思って、いままで人とまったく話したことがないのに、突如として、毎日、話してばかりいるということは、そう簡単にできません。

このように、まず、それまでの自分より一割増しぐらい、人と話ができるようにがんばってみよう。あるいは、外に一割ぐらい余分に出てみようということです。

読書でもそうです。本が嫌いで活字をあまり読めなかった人が、急に「あしたから千冊読もう」と思っても、そう簡単にはいきません。千冊の本を買い込んできたとしても、読んでいくうちに、だんだんうなり声を上げはじめ、「地震が起きて、この本の山が崩れ、私は死ぬのではないか」などと妄想する人もいるかもしれません。

それよりも、先月、一カ月に五冊しか読まなかったのであれば、今月はそれよりも一冊でも二冊でも多く読めばいい、という程度で考えておくことです。まずは先月比で一割増しぐらいを目標にして、読みすすめることです。

先月、十冊読んだ人であれば、今月は十一冊読んでみようということです。また、昨年、年間で五十冊読んだならば、今年は五十五冊ぐらい読んでみようということです。このぐらいで考えておけば、それほど無茶なことではないと思います。

個人については、そういうことですが、会社などの大きな事業に関しては、もちろん積極思考でいくことも大事ですけれども、これに慎重さを加えると、常に採算性を考えていくことが必要になります。売り上げを増やすという考え方は非常に大事ですが、同時に経費のほうも小さくしていくことです。

売り上げを増やして経費を小さくすれば、利益が大きく出るようになります。これを考えることです。売り上げ増大だけを考えていると、赤字になることも当然あるので、黒字を出すためには経費のほうも抑えていくことです。商売を増やすと同時に、支出を抑えていけば、必ず成功するのです。

そうした慎重さも持っていなければいけません。それと同時に、積極思考も強く持っていなければいけないのです。そうした考え方が大事です。

昨年（1995年）の日本は、オウム事件や阪神大震災など、いろいろなことがあり、まことに異常な一年だったと思います。今年（1996年）は、昨年ほどひどくはないかもしれませんが、政治も経済も、それほど期待できるとは思いません。

したがって、外の世界に期待するのは、もうやめることです。そして、一人ひとりが「自分自身を、どれだけよくしていくか。強くしていくか。発展させていくか」ということを中心に考えていけばいいのです。

日本じゅうを、そして全世界をユートピアにするといっても、ユートピアとは、しょせん一人ひとりの集まり、個人個人の集まりなのです。

そのなかで、幸福な人が、一人が二人。二人が三人と増えていけば、それが結局ユートピアにつながっていくのです。

ーーーーー〇ーーーーー〇ーーーーーーーーー〇ーーーーーーーーー〇ーー
（私文：私は三人兄弟の次男坊です。）
兄は千葉で寿司屋を営んでいます。妹も千葉に住んでいます。すでに両親は他界しているので、私たち兄弟三人はお互いに助け合って、仲良く連絡を取りながらやっています。しかし、兄と妹は、私とは宗教が違うので、一時はお互いの宗教の話もしたことがあるのですが、お互い譲れないところが多いので、それからは、宗教の話はせずに付き合っています。仲は良いのですが、宗教のことは中々難しいですね。目に見えない世界ですから、信じているものが違えば考え方も、行動も変わってしまうので、根本から変わってしまいます。しかし、仲は良いのです。

最後まで読んで頂いて、本当にありがとうございました。