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005\\\ 呼吸法は3つ(1)(2)(3)あります。

001\\\のころからずっと登場していました「呼吸法」について、今回の記事ではやっと書けそうです。呼吸法は(1)(2)(3)の3つがあります。呼吸法というとすぐに「深呼吸ですね?」と言われますが、ここでは深呼吸というものはいたしません。

深呼吸の代わりに(というわけではありませんが)小刻み呼吸というものを説明してゆきます。

深呼吸などは、始めの一回だけやればいいと思います(やらなくてもいいです)。気分転換としてスイッチを入れるようにね。一回でもやっておけば自律神経にも良いと思いますから。あくびでもするくらいの感じでやるのがいわゆる深呼吸なのです。

自分の中から外に出した「意識のカラダ」と、自分側の「肉体のカラダ」をペアリング関係を結ぶことで、どうしても「呼吸法」というものが必要になるのです。なぜなら、自分をふたつに「分離させておく」にはエネルギーがとても必要だからです。


「分離」などしないで、通常の(日常の)カラダであるならば、(1)(2)(3)の呼吸法はしなくていいと思います。それこそ「深呼吸」さえ時々やっておくだけでよろしいと思います。

ですから、(1)(2)(3)の呼吸法を肉体のカラダ(通常の日常のカラダ)だけにおこなっても、効果は薄いかもしれません(まったく効果が無いわけではありませんが)。この呼吸法は「意識のカラダ仕様の呼吸法」です。それはつまり、「空間とつながる」ための呼吸法であるからです。(酸素を取り込む呼吸法と空間とつながる呼吸法は別物です)

(1)(2)(3)の呼吸法は、《動かすカラダ》のための呼吸法です。そもそも、意識のカラダと肉体のカラダに「分離」させることそのものが《動かすカラダ》となっています。


あまり身体を動かさない、瞑想系がお好きな方の場合は、瞑想は座っておこないますから、《動かすカラダ》にはなっていません。瞑想のための呼吸法はもっと先に書こうと思います。外空間とつながってから次に「体内の内部空間」のお話しに入ろうという順序です。

前回の004\\\の記事には(1)(2)(3)(4)(5)の5つの空間のことを書きました。「体内の内部空間」は、この5つの空間を「自分の内部空間の中」に含んでしまいます。(1)(2)(3)(4)(5)だけが出来ても「自分の内部空間」のことはなかなかわかりません。内部空間が外界空間を内側から「反転」して包み込むという役割を(内部空間は)おこないます。

今回の呼吸法は(1)(2)(3)ですし、空間は(1)(2)(3)(4)(5)あります。しかし体内の内部空間は、ひとつ(1)だけなのです。オンリーワンの(1)がまずあって、それ以外のもの(外空間も含めて)は(1)と同時に存在しているだけとなります。

体内内部空間には(1)以外の相対的な存在は無いということです。たったひとつ《一点の気泡のようなもの》が中心となって全体(外空間も含ませて)を動かします。それは曼荼羅の真ん中に位置している大日如来のような意味のオンリーワンなのです。


■呼吸法には(1)(2)(3)の3つのステップがあります。始めは順番に(1)(2)(3)をおこなってゆきますが、慣れればこの3つはほぼ同時くらいで出来るようになります。

■(01)injection(インジェクション) これは小刻みに鼻から息を吸い入れることです。1秒間に2回から3回くらいのペースです。スッ・スッ・スッ・スッ・スッ という感じです。これを、自分の身体の中に「たくさん空気が入ったなー」と思えるくらいいたします。

注意点があります。吸うときは、鼻から肺の方に下ろすように吸うのではなくて、鼻から後頭部に向けて斜め上後ろに吸い入れることです。これは酸素を吸うための呼吸法とは違うからです。

あまり吸い方が弱いと息が入って来ませんので、やや強めの、シュッ!シュッ!シュッ!くらいが良いかもです。

吸っている間には息は吐かないでください。何回か(何十回か何百回か)スッ・スッ・スッをしましたら、そのまま止めておきます。injectionとは吸入という意味です。

ある一定の気圧を保ちながら吸い入れます。小刻みに重ねておこなってゆけば体内の気圧は高まります。浮き輪やゴムボートに空気入れで空気を入れるように、とにかく小刻みに空気入れで空気を入れるようにおこないます。

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■(02)息止め 吸った息をそのまま止めていると、身体の中で吸った息が膨張してゆくのがわかります。タイヤに空気を入れると中で膨張します。それと同じです。吸って止めたら、身体の中が少し膨張するのを待ってみてください。injectionが足りなくて少なくて弱いと、膨張はしてくれません。

膨張すると、自然に身体は「浮く」ようになります。これを「浮き身」といいます。うまくふわりふわりの浮き身になれると、太極拳のように、地面から滑り浮くように身体を移動できるようになります。

ぼくはこれを「息止め太極拳風」と名付けています。両足は地面から布1枚くらい浮いたようになります。「気のエネルギー」とは、下から上に浮くチカラなのです。物体は上から下に落下しますが、気のエネルギーはその逆の浮いて上に昇るチカラです。

お風呂の中やプールの中で空気のボールを下の方に沈めると、すごいチカラで浮き上がろうとします。気のエネルギーとは、その軽さ・浮くチカラなのです。生きるチカラとは浮くチカラ・軽いチカラなのです。

人はだんだん死に近づいてゆくと(老化してゆくと)、身体の中から気のエネルギーが抜けて、物体に近づいて落下してゆきます。しかし気のエネルギーを入れるような練習をしてゆくと全身に「浮き身」がかかるようになります。これを「瞬間若返り現象」だとも言われるわけです。


■(03)blow(ブロー) (1)(2)とやってまいりますと、身体の中に吸い入れた息が、「強い気圧の空気」となっています。タイヤの中も、空気が抜けると弱い気圧になってしまいます。しかし空気を入れるとタイヤの中の空気は強い気圧になります。

元気な人の身体は強い気圧の空気を持っていますが、元気が無くなると(老化や死に近づくと)弱い気圧の空気になってしまうのです。

気のエネルギーとは、気圧のチカラともいえます。そのあたりはタイヤの空気も人間の身体の空気も、どこか似ているかもしれません。

blowとは吐く息を再利用することをいいます。身体の中には強い気圧で濃厚な空気があります。しかしただ、この段階では身体の中にあるだけです。これを、こんどはオクチから吐く息を使って体外に出します。息を吐くというよりも、やや「息を吹く」に近いのでblowと名付けました。

たくさん吐く必要はありません。スプーン一杯くらいの量でよいのです。エクトプラズムがオクチから出るのに似ているかもしれません。そしてオクチからblowした濃厚な空気を、自分の身体を包むようにします。自分の息で自分の身体を「空気の膜で包むように」します。

オクチから出した息は、気のエネルギーのような状態(軽くて浮いている・強い気圧で膨張している)が含まれています。blowは、全身を丸ごとでもいいですし、腕だけ、足だけ、各内臓だけ、などのように使い分けられます。

吐く息に余裕があれば、地面にもblowが出来れば、地表から浮くように移動できます。(02)の息止めで「浮き身」となったそのままで移動が出来る楽しいものです。blowを地面に向けて(地面に自分のエネルギーを敷くように)おきますと、地面ごと自分の身体が移動しているような、そんな感じになるのです。


これで3つの(1)(2)(3)呼吸法の説明は終わりです。今回はなんだか呼吸法(1)(2)(3)の順序だけを集中して走るように書いてきた感じです。(1)(2)(3)の呼吸法の原理などはとっても簡単なのですが、文章にするととても難しいものに感じてしまいます(後から自分で読み返してもそう思います)。

意識のカラダと肉体のカラダを「分離」させておくだけで、エネルギーは消耗いたしますので、それを補うためと、意識のカラダをさらに養うために、呼吸法は必要です。

次回は意識のカラダを具体的に使うための使用例を3つ(1)(2)(3)書いてみます。自分から分離した意識のカラダを、このままにしておいても、何も始まらないのです。分離してオシマイ? 意識のカラダをどう使えば実用的になれるか?のための3つ(1)(2)(3)です。

★呼 吸 法 ワ ン ダ ー ラ ン ド///★

つづく


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